SPOT26:恵心病院

我々が心スポの調査に乗り出してから早１年。
これまで数多くのスポットを訪れてきたが、そこで撮影した写真の量も相当な数にのぼっている。
が、その中に、１枚も心霊写真と呼べるものが無い。
１年もやって１枚もだ。
これは心スポを調査しているオカルトサイトとしては忌々しき事態だ。
というわけで、今回はその事を踏まえ、いつのまにかお笑いネタ劇場と化してしまっているゆる～い雰囲気の心スポ調査を引き締める為、今一度原点に回帰し、なんとしても心霊写真を撮ってこようと思う。

原点回帰という事で、まずやってきたのが、記念すべき最初の調査スポット、千駄ヶ谷トンネル！（※この時、超大型台風２３号上陸中）

こんな天候なので、歩行者は以前訪れた時程多くはない。

が、交通量は相変わらずバリバリです。

あ、ホームレスのおじさん、まだ暮らしてる。
お元気そうで何よりです。

壁面のグラフィティーも、１年前と変わってませんね。
ここの名物みたいなもんだから、消すのは諦めたのかなあ？

というわけで、今回もこのアホ主従コンビでお送りします。

恵心病院正面入口より撮影。
いきなりここぞとばかりに逆光ですが、何か？

横側より撮影。写真撮るの下手ですよ、どうせ。

裏側より撮影。窓ガラスが全て割れているのが確認出来る。
周りには他に高い建物が無い為、異様に目立つキモい巨塔。

林を抜け、裏手より突入をはかる。

折れ曲がったフェンスを乗り越え、いよいよ病院に突入。

にしても、建物の周りからして、ガラスの破片やら何やらいろいろ散乱している。こりゃ院内はとんでもねー事になってるに違いない。
裸足で来たらやべえな。（誰が来るか）

とんでもねー事になってました。
建物内部はただでさえ荒れ放題だったらしいのに、前日の超大型台風２３号の影響により、しこたまダメージを受けている。
天井からは雨水が滴り落ちまくり、まるで火事でもあった後の様だ。

早速スプレー缶が落ちとりました。
病院という白い壁の建物故に、巨大な落書き帳と化している様です。

正面の入口を突き進むと、造りが違う部屋に出た。
感じ的には厨房ですかね、ここは。

でも・・・

天井にはぽっかりと穴が開いており、空調いらずです。

１階の向こう側には、受付や歯科病棟があるっぽいですが、そこは後回しにして、ある部屋を探す事に。

天井の板が引き剥がされ、鉄骨がむき出し状態の廊下。
横からフッと何かが飛び出してきそうな気がします。

どうやらこの部屋は、放射線治療室かレントゲン室らしいですな。
用途不明な機器が未だに残されとりました。

誰ですか、こんな所でマックフライポテト食ってる奴は。
手をあげなさい、手を。

放射線治療室と思われる部屋の近くに、観音扉の部屋を発見。
もしやここは・・・

葬儀の時なんかで飾られる白い幕っぽいのが、天井の縁とこについとります。こ、これは一体・・・？
（※さり気にオーブっぽいもんが写っとりますが、こんなもんで心霊写真とは言えません）

祭壇の様な木箱、遺体を冷やす為のエアコンがあったと思われる痕、死臭を取り去る為の換気扇がある事等からも、ここが霊安室だったという事は間違いありません。という訳で、早々に退散しました。
実際、霊安室だと気づく前から、気持ちの悪い感じがしましたし。

２階の扉が溶接されてて入れなかったので、３階にやってきました。
窓がバリバリに割れてて危にゃい、危にゃい。

まるで、ターミネーター同士がバトルを繰り広げたかの様なトイレの破壊されっぷりですな。

１階程ではないが、この階も大した荒れ果て様だ。

近くには、花火とクラッカーが落ちていました。
全く、こんな所で何考えてんだか・・・。親の顔が見てみたいぜ。
（※自分らの事は激しく棚に上げとりますが）

こんな所にはテレビジョンが有るじゃじーら。

またトイレがあったので、小便タイム。
何気に壁に「たんていファイル　たっしょん　by　山木」とか書かれてまんがな。（まあ書いたのは本人達じゃないでしょうが）

にしても、千駄ヶ谷トンネルと変わらんな・・・。

向こうから財前教授率いる集団が行進してきそうな気がしない事もないよーな雰囲気の廊下。

開かずの扉に聴診器をあて、内部の様子をさぐる。

その後しばらく、息を殺しつつ、聴診器を壁にあて、耳を澄ましてみましたが、足音等は聞こえませんでした。
一瞬話し声の様なものが聞こえた気はしましたが・・・。

で、他の階は同じ様な造りだったので、さくっと割愛し、屋上を目指す事に。

屋上付近の階段。
微妙なドラえもん＆スネ夫の落書きが恐怖感を煽る。（なんだそりゃ）