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[2004.11.06]

SPOT24:姥が池/13階段



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千葉県佐倉市の佐倉城址公園内にはですね、悲しい伝説が残る池があるんですよ。
時は江戸時代、佐倉城に仕えていた姥が、池の周りで家老の娘のおもりで散歩していた際、池の岸から少し離れた所に、奇麗な水草が生えていたので、それを娘に取ってあげようと、娘を片手に抱いたまま手を伸ばしたところ、誤って娘を池に落としちゃったそうなんですね。
娘はそのまま沈んでしまい、困り果てた姥は、池に身を投げたと伝えられ、それ以来、その池は姥が池と呼ばれるようになったそうです。
そして、時代が変わった現代に到っても、無念の為なのか、姥の霊が目撃されたり、得体の知れない何かに肩を触られた、女性の泣き声やうめき声が聞こえたなんて言われてるんだ。
また、この池のベンチの前で写真を撮ると、1人だけ目が真っ赤に写る、赤目減少が起こる事があると言われてるんですよ、ええ。
もっとも、写真に目が赤く写る事自体は、普通によく起きる現象ではあるんですがね、問題は全員でなく1人だけ赤目になると言う事なんですよ。
ある話では、赤目に写された人が、後に目が異様に痛くなり、眼科に行ったところ、細菌性の結膜炎になっていることが判ったんですよ。
それは、汚い水で泳いだ時等に見られる症状でしてね、彼は一切池に入ってない事から、そうなってしまった原因が全く不明なんですねえ。
また、姥が池のすぐ隣に広がる原っぱには、ぽつんと階段が建てられてるそうなんですがね、コンクリートで出来たその階段は、13階段と呼ばれており、旧日本軍が第2次大戦中に使っていた処刑台跡なんて言われてるんだな、うん。
ここでは、軍服を着た霊が目撃されたり、この階段を登ると、下から男性の苦しそうな声が聞こえてくるとか言われています。


細菌って、霊がどーのこーの言っちょる場合じゃねーじゃねーかッ!
なんでわざわざ、そげなバイオハザードなとこに行かにゃなんねーんじゃよ、コラッ!このウンコたれがッ!

誰がウンコたれですか、誰がッ!
大丈夫ですよ、よっぽど池に落ちでもしない限り。
行った人全員が感染するわけじゃないですし・・・。

調査開始

駐車場から案内に従い直進すると、左手に坂があったので、わりと長くて、妙に歩きにくい間隔の階段をずんどこ下っていくと・・・

正面右手に池がありました。これが姥が池です。
現在ではちゃーんと柵がしてある為、よっぽどのアホでない限り、池に落ちる事はないでしょう。

看板には、この池の名の由来の説明が書かれておりました。

ん?ひき蛙が数千匹?蛙合戦?

・・・・・。

ゲーコ ゲーコ ゲーコ・・・

たgじゃいホに亜ィあdふぉh%jpンだー場むぴょDあdいや@hかぱkpーッッ!!!!!

ミサイルの様に逃げるヨシオ。

(※彼の蛙嫌いっぷりは過去ログ参照)

一方、石で蛙を攻撃するクソガキ大魔王。(※善い子はマネすんな)

オラオラ、ふっとべ、両生類がッ!アレ、ヨシオ何処逝った?

だーいまおーさまーッ!!!

お、オメー、そんなとこまで逃げたんかいッ!なっさけないのォ!
とっとと戻ってこいやッ!

朗報ですよ、朗報ッ!

ヨシオが逃走中、たまたま13階段発見。

んじゃ、登ってみますよ。

タン、タン、タン・・・
ズルッ

ふぎゃッ!

こうしてると、立ちション台に見えない事もない。

正面の景色。目の前に木があって、見晴らしは良くない。

足元の景色。
最上段からだと、地面まで3メートル近くあるが、別に飛び降りても差し支えない程の高さなので、全然怖くない。

サービスショット:ヨシオのM字開脚。

階段裏側。何てこたあない。雨宿りは出来そうだ。

ところで、13階段って言われているわりには、どう数えてみても12段しかないんですよ、これが。
これでは、八股大蛇(ヤマタノオロチ)が七股しかないのに、そう言われている事くらい不可解ですが、一説には、最後の13段目は、木の絞首台だと言われています。

13階段を後にし、再び姥が池の周囲を散策。
池の中で蠢く大量の蛙勢力に、ヨシオは厳戒ならぬ限界態勢です。たまに聞こえる、葉っぱの上の蛙が水中に飛び込むポチャッという音がする度に硬直しています。

一面葉っぱで覆い尽くされとります。
こりゃ、蛙にとっちゃナイスな環境ってもんですよ。

池の中心には、噴水がありました。

ニシキゴイが生息しとるじゃーあーりませんか。
料亭にいくらで売れるかなー?

おっと、亀さんも悠々と泳いでいるじゃないですか。
生き物が多い池ですね~。

亀を捕獲すべく、柵を越えて池に近づく大魔王。
昭和のガキじゃあるめーし・・・。(※もちろん善い子はマネすんな)

大魔王様、危ないですよーッ!か、蛙がッ!細菌がッ!

と、次の瞬間ッ!
ボチャッ
落ちちゃった・・・。

うわ、汚ッ!へ、ヘドロがッ!深ーッ!

硬直。

だ、だ、大魔王様、あんま動き回ると、か、蛙が上陸しちまうじゃないですかッ!は、早く戻ってくっさいよーッ!

蛙キターーーッ!
大パニック。

調査結果:えー、実はですね、後の調べによって、13階段が処刑台というのはデマで、元々これは、旧日本軍のパラシュート降下の訓練で使われていたものという事が判明しました。
佐倉市に処刑場があったというのは事実なので、恐らくは、それが原っぱにぽつんと建つ奇妙な階段と結びつき、噂がたったのでしょう。
が、一説では、元々何でもないような土地でも、噂によって、関係無い霊魂を寄せ集めてしまうとか言われていますので、油断は禁物かも?
また、姥が池の方ですが、猛烈にひき蛙が合唱しててやかましい為、霊の方もわざわざこんなとこに出現したくはないと思います。
また、赤目の件ですが、池に入った大魔王がその後何ともなかったで、結膜炎になったって話の原因は、この池とは無関係と思われます。

結論:蛙がうるさいだけの、何てことない場所でした。

私にとっちゃ、間違いなく、ここが今までで最恐のスポットです。

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