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あちらこちらに無数のビニールテープや紐が張り巡らされている。 過去に来た捜索隊やら探険隊やらが残していったのだろう。 (エコロジストな我々は、後程ちゃんと回収したよん) ちなみに、他のと比べて我々のテープが一番派手だった。 |
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ケータイはバリバリにアンテナ3本。 もし遭難しても、これなら助けを呼べますね。 |
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お、落ち着けい!絶対に動くなよ! そいつは西ナイル・ハクナマタタ・タランチュラだ! 噛まれたら、猛毒により5分であの世に到着してしまうぞッ! |
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通常の危機センサーでは対応できない! 鍛え、研ぎすまされた危機センサーのみが自らの命を救うのだ! |
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こんなノリで、さらに樹海の奥へと進んで逝きます。 |
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途中で持ってきたビニールテープが尽きたので、過去に来た人が残していった、どこに通じてるか全然わからない紐を辿って逝く事に。
すると・・・
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コレ、悪戯だよね? |
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何者かによる我々侵入者への警告かもしれんな・・・。 よし、ここから先は、より一層気を引き締めて進むぞ! |
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で、進んでいると・・・ |
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またも不気味な布団を発見。 |
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やはりここにも目印が・・・。 |
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しかも近くに薬のケースが落ちてるしー! |
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なかなか『スタンド・バイ・ミー』っぽい雰囲気だな・・・。 |
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本体を見つける前に、そろそろ引き返した方がいいんじゃ・・・。 |
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と、ここでトラブル発生ッ! 実は、我々が辿ってきたビニール紐と同じような紐が辺りに散乱していた為、どれが自分達のものかわからなくなってしまったのである!またもピンチです! リアル遭難で心スポ最終回かッ!? |
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▲必死こいて命綱を捜索する隊員達 |
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いいか、何としても我々が辿ってきたビニール紐を探し出すんだ! |
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よっしゃ、皆それぞれ信じた紐を辿っていくんじゃ! 誰かしら当たりかもしれんからな! |
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アミダクジじゃないんだッ! もっと探索システムを稼動させろッ! |
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しかし、紐はなかなか見つからず、探険隊一行に焦りが・・・! |
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樹海の中心で、アホがさけぶ (イメージBGM:平井堅 『瞳をとじて』) |
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ガハハ!案ずるな、オマエら! こんな事もあろうかと、ワシはGPS(Global Positioning System)を持ってきてるんじゃよッ! |
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なんと!さすが大魔王様ッ!いざって時は頼りになるんですねッ! |
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ピコーン |
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って、そりゃGBA(Game Boy Advance)じゃねーですか―――ッッ!!! しかもソフトは『マリオ&ルイージRPG』かよッ! |
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間違えたッ!(長井秀和っぽく) しかもセーブが全部消えてるしーッ! 何じゃ、この、カップ焼きソバの湯切りに失敗し、中身全部が溝に流れちまった時の様な、やり場の無い怒りの気持ちはーッ! |
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▲絶望の参考画像 |
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と、その時ッ!隊員の1人が叫んだッ! |
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!!!!!? |
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バッ |
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樹海人だ・・・! 古よりこの森に住み着き、よそ者を次々と血祭りにあげているという、おっそろしい輩だ!へ、下手に動くなッ! 危機センサーをMAXにしろッ! |
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ええい!ひかえごろうッ!このマシンガンが目に入らぬかァ!? (※銃刀法違反)
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動画:森の奥へ消える樹海人 |
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待ていっ! もしかしたら、奴は我々文明人からこの美しい森を守っているのかもしれない・・・!そっとしておいてやろう!
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なあ、今のターミネーター、ジーパン履いてなかったか? |
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調査結果:結局、遊歩道から3、400メートル程進みましたが、遺留品と思しき物は発見できませんでした。そのかわり、空き缶やペットボトル等のゴミが目立ちました。 皆さん、ゴミは持ち帰りましょう。(偉そうな事言えた義理じゃないですが) 後日、隊員達は足の痛みを訴えましたが、恐らく霊障の類ではなく、ただの筋肉痛でしょう。 さらに、後日判明した情報によりますと、樹海の中には本当に人が住んでいるそうです。 そうそう、あの後、我々がどーなったかと言いますとね、カメックツカールの魔法で、何とか樹海を脱する事ができました。 |
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エクスペクトパトローナムッ!! (訳:守護霊さん、お越し下さいッス!!) |
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(※ウソです。本当は紐を頑張って探し出しました) 何はともあれ、樹海という所は遊歩道を外れると本当に危険です。 善い子の皆さんは、面白半分で樹海なんぞに入らないで下さいね。
我々は面白全開でいきましたが・・・。 |