東京都郊外の某所にはですね、古来より無くし物や行方不明者が出た時、そこで大声で3回呼ばわると、必ず帰ってくると言い伝えられている山があるんですよ。
古くは535年、安閑天皇の妃が行方不明になりましてね、その際に天皇の夢枕に「武蔵国の●●山に詣でれば、妃の居所がわかる」とのお告げがあったそうで、その通りにしたら妃がみつかった、なんて記録もあるんだ、うん。
神隠しに遭って戻らない子供の為に、親がここに呼ばわりに来て、帰ってくる事を願うっていうケースが特に結構あったらしいですね。
また、逆に山が子供を呼ばわってしまうのだとも言われていたそうですね。
山の神は気まぐれなんですかねぇ?
実際、帰ってきた子供もいれば、帰ってこなかった子供もいたそうなんですよ。
この山は現在でも信仰があり、行方不明者の探索祈願は絶えていないそうです。
あ、そうそう、ついでに私がこの前パチンコで無くしてしまった、アパートの今月分の家賃を呼ばわってきて下さい。