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[2004.07.24]

SPOT19:小峰トンネル



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東京都八王子市の小峰峠にはですね、小峰トンネルという小さなトンネルがあるんですよ。現在はここ、すぐ側に、2002年2月11日に新小峰トンネルが開通した為に、封鎖されてるんですがね、現役時代にはね、響き渡る鈴の音と共に現れる幼女の霊が目撃されたとかの噂で話題になったんですよ。
この噂の発端の原因となったのが、1988年~1989年にかけ日本を震撼させた「宮崎勤幼女連続殺人事件」です。
実は、この事件の被害者の幼女の遺体の一部(切断された右腕)がこのトンネルの上の雑木林で発見されたんですよ。
こんな悲しい場所ですからね、くれぐれも哀悼の念を忘れずに調査してきて下さい。


またトンネルかよ。いい加減、トンネルはもういいんじゃねーか?

そう言われましてもねぇ。あのエセ霊能野郎が逝けって言うもんですから・・・。
アレ?そーいやツカールさんはどーしたんでしょう?

アイツなら、里に帰ったぞ。

なにゃーッ!一体どーして何でじゃよ!?

この前かーちゃんと電話したら、とんでもねーホームシックに襲われたらしい・・・。

なるほど、出来れば私も今帰りたいですけどね・・・。

調査開始

新小峰トンネルの前に到着。

そのすぐ側に、旧小峰トンネルへ通ずる封鎖された旧道の入口が。

この荒れ果てた道路を10分くらい歩くと・・・

闇の中に赤く光る、小峰トンネルが見えてきました。

まるで、魔界への入口のようだ・・・。

こりゃいよいよ魑魅魍魎が出ちゃうんじゃねーか・・・。

テレビ番組の霊能者がいたら、そろそろ「非常に危険です」とか言いそうな感じですね・・・。

ライトも持たずに来ちまった、今までの道が既に怖かったけどな・・・。

今更ビビってもしょうがないので、入トン。
壁はかなり老朽化しており、怪し気な染みが出ている。

ところで、何で旧トンネルなのに電気が点いてるんじゃ?

確かに、意味不明で不気味ですね。今はありがたいですけど。

こんなところ、肝試し以外に通る歩行者はいないだろうしな。

トンネルのちょうど真ん中くらい。
まるで危険度を知らせるかのように、とても赤い。

しばらくその場に留まってみました。

だ、大魔王様!またもや心臓のような音が聞こえますよッ!

オマエは性病科だけじゃ飽き足らず、耳鼻科にも行きたいんか?

マジですってばーッ!

ストレスによる動機では?

か、体が勝手に浮き出したぞッ!
意味無くジャンプする、ズッコケ三人組。

よし、これで特に何も無かった場合でも大丈夫じゃ。

いや、これの一体何が大丈夫なんですか?

まさに飛んだ茶番だぜ・・・。

結局何事も無く、反対側に出る事が出来ました。
何故だかこっち側の3個目までは、電気が白色だ。(どーでもいいが)
さらば小峰トンネル、もう二度と来ないよ。

その後、外灯も何も無い、ダーク・ロードをまたもやしばらく進むと、ようやく人間界へ出る事が出来ました。

調査結果:不気味な雰囲気はなかなかでしたが、トンネルの長さが短いので、さほど恐怖感はありませんでした。
むしろトンネルに着くまでの道のりに外灯がまるでなかった為、電気のつくトンネルでは妙に和んだりしました。
宮崎勤は1989年7月23日午後、八王子市内で遊んでいた幼女(6歳)に声をかけ車に乗せ、八王子郊外の山林に連れ込み、裸にしてビデオを撮ろうとしたところ、尾行していた幼女の父親に捕まり、通報で駆けつけた八王子署員に強制猥褻罪で逮捕された。
宮崎勤が逮捕されてからは、被害者とされる幼女の霊は現れなくなったそうです。
なお、被告の宮崎勤は、2001年6月28日に、東京高裁にて死刑判決。

心から被害者の方々のご冥福をお祈りいたします。

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