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調査開始 |
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えー、一口に八王子城跡と言ってもクソ広い(約154万㎡)ので、今回は特に霊が目撃されると言われる、御主殿跡と御主殿の滝の2ヶ所のみを攻めて逝きたいと思います。 夜の水溜りだらけのデンジャラスな山道をしばらく歩いた後、橋に辿り着きました。どーやら、この先に御主殿跡があるようです。 うーん、でも先が暗黒過ぎて、まいっちんぐ。 |
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なんか心臓の音みたいのが聞こえるよーな・・・。 今までおちゃらけたノリでやってきましたが、今回のここ、ほんとにやばくないですか? |
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自分の心臓の音じゃろ、きっと。 |
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・・・いえ、マジで何やら聞こえますよ。 嫌な予感がしますねぇ。 何か、とんでもない事が起こってしまうような・・・。 |
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この時ヨシオが発した言葉は、後に現実となる。 |
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橋を渡って、緩やかな斜面を登り、古道と呼ばれる道をしばらく進みます。 |
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すると立派な橋が見えてきました。どーやら名を曳橋というそーです。 この橋は、当時掛かっていたオリジナルの復元ではなく、橋の資料が全く無かった為に、現代人が周囲の雰囲気を考慮し、想像して再現したそうです。 敵が攻めてきた際は、この橋を崩し、唯一の侵入経路を断つ役割も担っていたとか。(落城したけど) |
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曳橋正面。橋の下は城山川が流れております。 んで、橋を渡って、ご老人にはちと厳しいかもな段差の大きい石段を登ると・・・ |
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冠木門。 この門の向こう側が御主殿跡で、北条氏照の居館があった場所らしいです。 |
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で、門を潜って、いよいよ御主殿跡に到着。 |
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って、説明の看板以外なんもありませんよ。 辺り一面すんげー原っぱ!草野球とか出来ちゃうよ! |
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フーッ、どーするよ?こんなに何も無ぇとなァ・・・。 まあ、何処へ行くかより、誰と行くかが重要なんだけどよ。 |
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(虫唾ダッシュな甘いセリフをのたまいやがって・・・) |
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と、この時! ヨシオの身に異変がッ! |
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武士化ッ!!!!! |
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なんでじゃーッ!? |
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説明しよう! この現象は、ヨシオのヒロシに対する本能的嫌悪の念が、浮遊していた武士の霊を引き寄せシンクロした為、この世に実体として現れたものなのである!この現象をウォーターボーイズ現象と言う!(※デマ) |
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うひょら、うひょら、うひょらー!(※笑い声) |
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ヒロシに刀を向けるヨシオ侍ッ! |
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何だか知らんがかかってこいや、このコスプレ変態野郎がッ! |
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なんでオマエも刀持ってる!? |
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争いはやめるだすよー! |
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おるァ―――ッ!!! |
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ガキーン! |
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フハハ!もらったーっ! |
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なーッ!!? |
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速攻で刀を奪われるヨシオ侍。 |
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二刀流になったヒロシ。 |
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こーなりゃ一気にケリをつけるぜ! 飛天御剣流奥義!
天翔俺閃
ッ! |
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ザシュッ |
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ごはっ! |
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ガクッ |
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・・・フッ、また汚いものを斬ってしまった・・・。 |
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アレ?こ、ここは誰・・・?私は何処・・・? |
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元に戻った・・・だすか? |
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てゆーか、衝撃的に弱いな、ヨシオ侍・・・。 |
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でもって、一番最初の橋まで引き返し、城山川沿いの道へ。 これまた水溜りがひどく、とことん真っ暗な為、懐中電灯を持つ先頭の者のすぐ後を整列して歩きました。(懐中電灯の明りより先に進む者もいたが) |
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右前方、直径1メートル程の水溜りあり!総員第一種警戒態勢! |
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バチャッ |
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うわっ、靴がァーッ! |
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スマン、左じゃった! |
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こんな調子で、しばらく進む事5分程。先程の曳橋の下に出ました。 で、曳橋の下を通り抜け、少々歩くと慰霊碑が。 滝の音がする慰霊碑の奥の木々が茂る方へ入ると・・・ |
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御主殿の滝に到着。思っていたより小さな滝だった。 一見何の変哲も無い普通の滝ですが、ここはその昔、敵に追い詰められた女性達が何人も自決したという、悲しい歴史がある場所なのです。 |
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▲ビビるカメックツカール |
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お、おっかねぇだす~。 |
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早く進めよ、ツカール! |
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押さないでくださいっすよ~。 |
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暗い上に足場が悪い為、滝へ近づくにも一苦労。 頑張って可能な限り近づいて撮影。 |
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うわ―――ッ!!! |
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ドボンッ |
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ツカールさんッ!? |
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あいつ、天性のエンターテイナーじゃな・・・。 |
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調査結果:前回もそうでしたが、夜の山歩きはしんどかったです。 噂によると、ここの霊は帰りに出口までついてくるらしく、振り向くと取り憑かれてしまうとか言われているんですが、帰りに我々は何度も振り向きましたが、その後、誰も何ら異常は起こりませんでした。 また、ヨシオ氏が心臓のような音を耳にしたとか言っていましたが、実際は多分、地鳴りか遠雷か何かだと思います。 場所が場所だけに、まるで山が巨大な生き物で、自分がその体内にいて、心臓の音を聞いているように感じたのかもしれません。きっとそうでしょう。 何はともあれ、少なからずも戦国時代の激戦地の跡を偲ぶことが出来ました。
オマケ
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現代人に着替えるヨシオ氏。(侍姿のまま山を降りている途中、地元の人と出くわし、かなり痛い視線を頂戴しやしたぜ) |
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むむっ、なんだこの白いのはッ! 心霊現象かッ!? |
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オメーのせいかよッ!! |