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[2003.11.18]

SPOT1:千駄ヶ谷トンネル



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東京都渋谷区千駄ヶ谷には、千駄ヶ谷トンネルっていう都内の有名な心霊スポットがあるんですよ。実はここ、トンネルの上が墓地になってるんですね。
1964年、東京オリンピックが行われたこの年に、どうしても道路を通したかった為、江戸時代頃から元々あったお墓をトンネルの上に移動させて、強引に開通したそうなんですよ。
おかげで、お墓の下で眠る人々の下を道路が通るという、非常に珍しい構造になっちまってるんですね。
それ故、トンネル上部から逆さまの長い髪の女の霊が追いかけてきたり、女の影がバックミラーに映ったり、フロントガラスに手形が付いていた等の現象が報告されています。
また、すぐ近くにあるビクター青山スタジオでは、ここでレコーディングすると、得体の知れない声が入る等、心霊現象が多く起こる事で有名なんですねえ。


霊とかより、墓を上げてOKにした当時の行政に戦慄するわい。

なんか寺の住職や檀家は断固反対したそうですが、結局国家的イベントには負けたそうですよ。

トンネル外観は、葉っぱの垂れ下がり具合がなんとも不気味だなあ。

はんっ、こんなの普通だろ。俺の部屋のインテリアと大して変わらん。

調査開始

このトンネルは、全長60m程と距離が短い。
所々の壁のひび割れからは、上にある墓地からと思われる水が染み出ていた。

なるほど、オレンジ色の照明が怪しい感じではあるな。

交通量が多く、人や車が次々と来るので、写真が撮り難い・・・。

確かに、心霊スポットと言われるだけあって、何かしら出そうな雰囲気だ・・・。(ブヒュ~~~ッ)

へっ、そうかぁ?普通のトンネルじゃないか。
(恐くない、恐くない、恐くない、恐く・・・)

うわぁぁぁっ!で、出たーーーっ!!

トンネル内の壁は、全てどっかの誰かが描いた落書き(なかなか上手い)で覆い尽くされている。
結構リアルな絵もあるので、もしかしたら深夜に霊を目撃したという人は、ここがお墓の下にあるトンネルだという先入観のために、これらを霊と見間違えたのかもしれない。

落ち着けゼロスパッ!あれはただの壁画だっつーの!

てゆーか、どーやったらこれを霊と見間違えれるんだよッ!?

結局、トンネル内でカメラのシャッターが切れない等の怪現象は何ら起こらなかったが、一つ驚いた事があった。
それは、ただの置物かなんかだと思っていたのは、なんとホームレスの方だったのだ。
昼だというのに、ピクリとも動かず寝ておられたから、しばらく気づかなかった。

つーか、目撃される霊の正体では・・・。

確かに、髪が長いので遠目だと女性に見えなくもない・・・。

幽霊の正体見たり枯れ尾花ってか・・・。

このトンネルに、まさか住人がいたとは・・・。

トンネルの上にある墓地「仙寿院」。
予想よりおどろおどろしくはなかったが、人影は全然なく、下では人や車がひっきりなしに通っているはずなのに、ここは静けさを保っており、まるで別世界のようだった。
ちなみに奥に見える白い建物が、例の「ビクター青山スタジオ」。

ハエがブンブンとんでるし、ちょっとウ○コ臭い。

そんなクソみたいな感想はいらないんですよ。

墓地の上よりトンネル(ビクター青山スタジオ側)を望む。

調査結果:ただ上がお墓だってだけで、落書きが多い普通のトンネルでした。
夜中行けば、怪しげな雰囲気が激増するんでしょうが・・・。
そもそも霊とか以前に、生きてる住人がいるので騒がないよう注意が必要です。

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