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[2007.09.30]

SPOT7:ガス爆発マンション



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神奈川県横浜市南区弘明寺にはですね、その昔、ガス爆発が発生し、多くの死者を出したと言われるマンションの廃墟があるそうなんですよ。
ここはですね、どういう訳か、いつまで経っても解体されないそうでしてね、もともとは女子大の寮だったとか、またはスッチーの寮だったとか、諸説あるんですがね、とにかく、キレイな赤い服の女の子の霊が出現するらしく、通りすがりの人を建物の中に連れ込もうとしてきたとか、笑いながら消えたとか色々目撃されているらしいんですよ、ええ。
という訳で、建物は老朽化が激しく、ボロボロで非常に危険らしいですが、 ちょっくら上手い具合に調査してきて下さい。


近所に車を停め、歩く事数分。
住宅地のド真ん中に、周囲から明らかに浮いた異様な空気を放つ建造物が、忽然と我々の前に現れた。

いや~、なかなかいい廃墟してますお~!美少女の霊カモーン!
みwなwぎwっwてwきwたwぜw

ふむ、あの汚ねえのが件のホーンテッドマンションか。
ちょっと前にとっ捕まった、あの偽装者による設計かもしれんぞ・・・。

リアルに恐いじゃねーか。

大きく遠回りして裏山まで登り、先駆者が設けたと思われる抜け道を利用します。

穴ちっちゃ~。
そうやって押さえててもらわないと、すぐ閉じちゃいますね。

毎回の事とはいえ、もうちょいスマートに進みたいもんでござる・・・。
こーいう時に役立つ様な“魔界777ツ能力”とか持ってないんすか?

んなもんあったらとっくにヤフオクで売ってるわい!

調査開始

裏山の雑木林から通じるマンションの裏口から、ドキドキとワクワクを胸に、いざ突入。
それにしても、モダンな構造が当たり前になっている世の中で、裏山と建物自体が繋がっているというのは何気に新鮮である。

内部はもう、予想以上に酷い荒れっぷりで、様々な物が散乱し、足元が実に不安定な状態でした。

あちゃー、なんじゃこりゃあ・・・。

こんな片付けられない症候群まる出しな部屋の女とは付き合いたかねえな。

それはそれでオイラは萌えますけどねえ。

床板もところどころ抜けてて、なかなかデンジャラスじゃありませんか。下が妙にフワフワする訳ですよ。

てゆーか、これは足を踏み外したら死ぬけどな。

こちらは台所。
きったない流し台の横には、コンロの様なものもありました。

奥の方には、多分風呂だったと思われるものがありました。
やたら狭いので1人で入るのが精一杯ですね。
もはやゴミ箱扱いですが。

今のところは、特にこれと言って嫌な気配は感じませんね。

いや、蚊がたくさんいて、すごく嫌なんですけど。
長袖を着てくれば良かった・・・。

そんじゃ、下の階へ参りまーす。

なんとなく、独特の雰囲気を感じさせる通路ですね。

部屋の一室。
壁はヒビが入り、天井の木材は剥がれ落ち、もはや人が居住する空間の様子では無い。

何故か玄関には便器が転がっていましたヨ。

確かに、漏れそうで急いで帰宅した時には便利だけどさ。

おい、これ本当に便器かどうか試してみろや。

便器です。(爽やかに)BY:『関東心霊ツアー』

こんなにもマヌケな画像↑にもかかわらず、さり気なくオーブが写り込んでいるゥゥゥッ!!!

これもどうしてだか、風呂桶が取り外されて、投げ出されていました。

何かレアっぽい古い書物が落ちていたかと思いきや、90年代後半に発行されたと思われる『ファミ通』ですた。

ちょっ、「FF8特集」って、ママンwww

何処のゲーマーだよ、こんなトコで読んだのは。
エロ本ならともかくさ。

いや、エロ本もおかしいだろ。

反対側にあったこちらの部屋も畳が乱れ、ツタが大量に室内へ侵食してきている。
やはり人間が作ったものってのは、いずれは自然に取り込まれていく訳なんですね。

で、更に下の階へ移動します。

一番奥の突き当たりには、他と作りが違う部屋がありました。
つーか、物の散乱っぷりも一際酷く、床が完全に埋もれ、むしろ物が床と化しているゴミ屋敷的な有様。

うわあ、これはホラー・・・。

ウィンドウズ・ビスタ(窓からの眺望)。
すぐそこの眼下には、何ら変哲の無い普通の世界が広がっている。
建物が高台に位置している事もあり、悪くない眺めではある。

年代物の映像受信箱ことテレビが放置されとりました。
アナログ放送の終了が近づき、液晶やプラズマが主流の現代からしては、妙に懐かしく、なかなか貴重な印象を受ける。
なんかこれ一台あるだけで、めちゃくちゃ生活感を醸し出しており、そのお茶の間っぽさが、

やたら僕らをくつろがせた。

なんか面白そうな番組はねーかなー?

あれー、なんだ、このビール瓶、空っぽだにょろ。

休日の親父の如くゴロゴロするなーッ!

昭和59年(1984)10月2日(火)の新聞のテレビ欄が落ちてました。
ドラえもん・のび太の魔界大冒険』とか載ってる辺り、リメイクの新魔界大冒険が上映された今(2007)となっては、かなり時の流れを感じさせますね。(画像クリックで拡大)
まあ、魔王の名前は「デーモン」ではなく、正しくは「デマオン」な訳ですが。
あと、何でかぶったんだが、裏番組の『未来少年コナン』(最終回)のコナンって、のび太の声の人と同じだったんだっていう、妙な発見もあったり。

この部屋のかつての住人のものと思われる衣服も、乱雑な状態でそのまま残っていました。

なんか生々しくて不気味だお~。・・・だが、それがいい。

古着屋とかフリマで売れるかもしれんぞ!ちょっち回収してくか!?

だから、落ちてるもんを売るなよっ!

タンスなどの家具も結構放置してありました。

ズック靴も落ちてたヨ。
誰が履いたとも知れない故、自分から拾ったくせに、あまり触りたくない感も出ますよ、そりゃ。

年代物っぽいピアノなんてのも落ちてましたぜ。
さすがに音は出ませんでしたけどね。

ぬェこふんじゃッとゥあ♪ぬェこふんじゃッとゥあ♪
・・・うがっ、か、肩がーっ!!?

んな無茶な体勢で弾くからだろっ!

うっせ、このにわかポニーテール野郎ッ!

んなっ!?

建物の外壁はかなりツタで覆われていて、廃墟っぽさの演出に一役買っており、ジブリ的素敵風情を漂わせちゃってます。

そして、階段を降りて1階へ。

隣接するもう片方の廃墟。お次はこちらへ参ります。

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