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[2007.03.06]

SPOT6:稲取隔離病棟


奥へ行く程に室内が暗く、空気も悪くなっていく様な気がしつつ、さらに歩みを進めていく。
どうやらこちらの建物は病室がメインの様で、個々の部屋の扉が開け放たれていました。
場所柄的にも、ウイルスに感染して新鮮な肉を求め彷徨うゾンビとかがワッと群れで出てきそうですが・・・
こんなゴーストスイーパー・ナース&ガンファイター・メイドっちゅー、どんなクソアニメだそりゃって感じの色物コンビが所属するアルファチームじゃあ、餌食必至ってもんですヨ。
悪霊だろーが化け物だろーが、サクッとぶっ殺してやんよ!
極楽へ逝かせてあげるわ!
はあ~ッ(溜め息)、誰か助けて・・・。
とある病室。
荒れていますが、ベッドや椅子が残されており、当時の光景が目に浮かぶ様です。
ここも嫌な感じがしますねえ・・・。
さっきから思ってたんだけど、ここって、伝染病患者を収容してたんでござるよね?ウロウロして妙な病原菌とかに感染しないだろうな・・・。
フッ、貴様らはともかく、ワシは風邪すらひいた事がねえから、全然余裕じゃぜ!
そのバカっぷりにだけは感染したかないでござる・・・。
んが!?
もちろん、何か怪しいポイントには御札を残していきます。
でも良い子の皆はこんな怪しいマネしちゃダメだぜ。
なんと『おそ松くん』の漫画(雑誌の一部)が落っこちてたざんす。
この漫画、どうやら「週刊少年サンデー」に、1962年から1969年まで連載されていたらしく、つまりこの代物は少なくとも3、40年前のものって事で、なかなか時代を感じさせられます。
おい、コレって結構レア物なんじゃねーか?
ブックオフとかで高く売れねえかな?
こんな雨ざらしのゴミ状態じゃ無理でござるよっ!
この病室はさらに朽ち果てっぷりが激しく、天井の一部が落ちて、2台あったベッドも骨組みだけに成り果てていました。
洗濯室というプレートが掲げられていた部屋。
どうやらここの流しで、洗濯板を使って服を洗う作業が行われていたっぽいですね。実に面倒くさそうだ。
大魔王の横辺りに、オーブっぽいもんが写っていますね。
これまでも何度かこーいうのは写った事がありますが、今回の程はっきりと大きいものは初めてかと思います。
恐らく、亡くなった患者の霊でしょう。
・・・我々を監視しに現れたのだと思います。
そんなふざけた格好してたら、霊じゃなくとも誰だって監視対象に指定するでござるってば・・・。
ところでニシナギ、ゴーストレーダーに異変は?
いや、全く何も。
もう捨てちゃえよ、それ。
この病室の写真にも、オーブっぽいもんが写ってますね。
まあ、埃っぽい所でしたから、舞い上がったものが反射したってのが一番合理的ですが。
それにしても、ハイジも寝るのを躊躇い、おじいさんにクレームをつけそうな藁のベッドですね、これは。
もちろん患者が使用していた当時はちゃんとしていたのだろうが、長年の間に朽ち果ててこんな無残な状態に。
うわあ、もはやこんなとこじゃ、とても寝れないでござるねえ・・・。
確かに・・・、何処にも枕が見当たらんしな・・・。
そこかよっ!
屋根もこんな素敵な有様。
いつ崩れ落ちてきてもニュートン的におかしくないっすよ。
バランスでギリギリ持ち応えてるって感じでござるなあ。
試しにどれか木材引き抜いてみてー衝動にかられるな・・・。
そんな命がけなジェンガするなやっ!
一番奥の突き当たりは大部屋の病室だった様で、複数のベッドに布団の残骸が散在しておりました。
この部屋は特にヤバイですお・・・。
憎悪と悲しみの念に満ちている様です。
もう、あまり長居は無用ですね。
あらかたまわった様なので、そろそろ引き返す事にしました。
とっとと元来た道を戻っていきます。
最初に潜入した部屋に帰ってきました。
さっきは気づきませんでしたが、入口のプレートによると、ここは医師控え室だった様です。
ところで、同じくさっきは気づかなかったのですが、ここの足下には・・・
古いデザインのコカコーラのペットボトルと一緒に、「静岡県五十音別電話番号簿」なる冊子が落ちていました。
どうやら、発行は昭和41年との事で、今から約40年前の代物みたいです。
んだよ、昔のタウンページかよ。
チッ、今度こそ、せめてお宝に繋がる何かがあると思ったんじゃがな・・・。
先程の漫画も、恐らく昭和40年代に発行されたものでしょうから、少なくともその頃までは、この隔離病棟も営業していたって事ですね。
仕方ねえ、とりあえずその古いデザインのコーラのボトルでもマニアに売っか。
だからゴミを売りつけるなってばよ・・・。
調査結果:今シーズン初めての夜以外の探索にも拘わらず、雰囲気的にはトップレベルの重々しさというか、背筋を凍らせる様な言い知れぬ感じがありました。
しかし、後にちょこっと調べた結果、実はこの施設、戦後に短期間使われた「東伊豆町隔離病舎」という名称の町運営の隔離病棟だったらしく、確かに伝染病患者を収容していた様で、昭和33年より運営され、昭和57年に各市町村で設置されていた隔離病棟の統廃合に伴い、閉鎖された場所であるとの事で、別に陰惨な死亡事件等は発生しておらず、特にこれといった霊が出る様な史実は無いみたいです。
また、日本における天然痘の患者が最後に発生したのは昭和30年らしく、営業時に天然痘患者を収容していたというのは時期的に有り得ないし、当時は既に抗生物質があったそうなので、その他の伝染病によって亡くなられた方もそんなに多くは無かったと思われます。
じゃあ、一体我々は何におっかなびっくりして探索していたんだって感じですが、まあ、それは多分、長い歳月を経て存在し続けている廃墟全体から滲み出る貫禄によるもので、恐怖の噂の先入観から霊的なものとして誤解したのかもしれません。
オマケ
廃墟突入直前の、車を停めたトンネル付近の国道脇にて。
もちろん側を交通車両がビュンビュン通ってる為、予期せず朝っぱらからナース(♂)とメイド(♂)を目撃した人が多数いると思われる。
事故ってなきゃいいけどな。
ちなみに、隔離病棟は矢印の下辺りの場所に隠されており、通常ではまずその存在に気づかれる事はないでしょう。
オマケ2
無駄な露出にヤブ蚊は辛い。
Back number
SPOT05 :
旧天城トンネル
SPOT04 :
ポプラ病院/U愛クリニック
SPOT03 :
ホテル・ベルビュー富士
SPOT02 :
ホテル・サンヒルズ相模湖
SPOT01 :
ジェイソン村
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