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闇の奥へと続く廊下。 何かがヒタヒタと、もしくはズルズルと近寄ってきそうな、実に不気味なバイオハザード風味である。 |
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嫌~な感じがより強くなりましたね。 死んだら自己責任の領域ですので、皆さん気をつけて下さいお。 |
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そんなおっかない事ばっか言わないで下さいよ・・・。 飲み会とかで引かれますよ。 |
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何せ元は軍事施設&病院だったらしいからな。 こりゃ極秘で開発された生物兵器の残骸とか、回収された宇宙人の死体とか、壁に埋め込まれた患者の遺骨とかが隠されてるのかもしれんぞ。 |
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ねえよ、少なくともこの茨城の片田舎には。 せいぜいブラックバスくらいしか取れないって。 |
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ここは狭さ的に個室か物置だったんでしょうかね。 上階の窓にベニヤ板は張られていなかったが、この日は月も出ておらず、結局は真っ暗闇に包まれている状態だ。 |
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いざとなったら自分1人だけでも助かるべく、各々ベターな脱出経路を頭に思い浮かべながら、息を潜めてダラダラ先に進んでいく。 |
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他とは造りの異なる一際レトロな感じの部屋の内部。 もしかしたら院長室だった場所なのかもしれない。 |
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何か重々しい扉ですね。大きなクローゼットに見えなくもないですが。 |
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どうじゃ? 奥に人類史を揺るがす驚愕の秘密が隠されていたりしねーか? |
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いえ、どうしようもないくらい目の前が壁で、何も無いデス。 |
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それは何よりの知らせだヨ。 |
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宿直室の様な部屋がありました。 畳と縁側があり、ついお茶でも飲みたくなる様なこの建物で唯一の和室だ。 |
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2階はあらかた見回ったので、いよいよ最上階の3階へ逝くぞなもし。 |
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ここは他の物件に比べれば、DQNに荒らされてない方ですね。 廃墟厨的にも、まずまずのクオリティーを維持してると思われ。 |
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世の中には斜め上の趣向を持つ人間がいるよなあ・・・。 まあ、我ながら既にだいぶ毒されてしまってるが・・・。 |
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そーいや余談ですが、ヒトラーも廃墟好きで、美学生だった若い頃は、絵画作品のモチーフとして好んで廃墟の風景を描いてたりしたどころか、後に自ら計画した建築物や都市も、古代ローマの様に立派な廃墟になる事を前提としてたそうですよ。 |
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フッ、お望み通り、敗戦で首都がまるまる瓦礫の山と化した訳で、何とも皮肉な話じゃな。 |
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最上階には、頼りない感じの板張りの床が広がる小部屋があったが、やはり内部はがらんどうで、これといった発見は何も出来ず。 |
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唯一、先が真っ暗で何も見えないが、屋上の扉があった。 しかし、平和的手段ではどうやっても開かなそうなので、これ以上の進行は諦める事に。 |
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よく学園モノとかで生徒が校舎の屋上にやたらいたりするけど、現実はこんな感じで、キッチリ施錠してありますよね普通・・・。
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拙者は屋上はおろか、学食に行った事も無かったよ・・・。 |
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仕方無く、1階の玄関前まで戻ってきました。 皆で夢にときめき、明日にきらめきながらダベる。 |
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チッ、結局何も無かったな。 例の如く霊も出ねえし、菓子はマズいしさ。(バリッ、ボリッ) |
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じゃあ、これ見よがしに食ってんなヨ。 てゆーか、鳥や鼠の糞がすげえな、ここの床・・・。 |
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まだ油断は出来ませんよ。 心霊行脚は家に帰り着くまでが心霊行脚ですから。 |
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そんなとち狂った教師論を展開されましても・・・。 でも確かに、恐怖体験談とかだと、肝試しから帰った後に何らかの異変に襲われるってケースが結構ありますしね。
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ええ、下手すると帰り道、急に車のフロント上から霊が出てきて事故ってこの世とグッバイ!って事も有り得ますからねえ。 |
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くれぐれも安全運転で頑張って下さい・・・。 |
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調査結果:年期の入った建物自体に雰囲気はあったが、後に調べてみるに、どうも単なる海軍士官学校の跡地であり、それを病院に転用した場所に過ぎず、それ以上でもそれ以下のものでも無いらしい。
確かに夜間は多少ヤバ気な空気が漂っている気がしなくもないが、囁かれる不気味な噂に関しては、建物のビジュアルと歴史的背景による「何か出そう」な雰囲気有りきで、根も葉もない話が飛び出したのではないかと思われる。 何にしろ、戦中戦後を持ち堪えてきた歴史的にも貴重な建物なので、今後も末永く存在し続ける事を望む。 |
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こうして、僕らの長い夜は終わりを告げた―――。 |
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はあ、今回もどうにか無事に人間界まで戻ってこれたよ・・・。 ってか、何でアキバ!? |
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早朝なんで交通車両はおろか人っ子1人いないですね。 これぞ真の歩行者天国・・・。 |
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実はこの後ちょっと予定があるんですよ。 駅前で「ハレ晴れユカイ」を踊るオフがwwwww |
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せいぜい取り憑かれたみたいに踊り狂えや・・・。 |
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オマケ |
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デニーズにてお清め中のカッパ氏。良い子はマネすんな。 |
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ウヒョヒョヒョヒョ――ッ!!! |
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もう手遅れやんけッ!! |