|
|
兵庫県洲本市、淡路島にある「ナゾのパラダイス」は、その筋には有名な関西屈指の珍スポットである。 水仙が咲く風光明媚な観光名所「立川水仙郷」の谷底に、オフシーズンも集客すべく併設されたこの施設は、
1989年に『探偵!ナイトスクープ』で紹介されて話題を呼び、多くの好事家を目覚めさせた(と言っても多分過言ではない)老舗物件だ。 駐車場の「UFO神社」や「チンチン音頭発祥の地」なるものに脱力しつつ、
入口に「おしべとめしべのことをまなぶところ」とある建物へ入ると、
看板の通り、内部には18禁の秘宝館的空間が広がっている。 ポエムめいた性知識に関する落書きや、女性のヌード写真が壁中に貼られる中、春画や工芸品、男女和合の神社に巨大な金精様(木造の男根)、雄々しくイキり勃った動物の剥製など、貴重なエロ・コレクションの数々が所狭しと陳列され、訪れる者の苦笑いを誘う。
しかし同時に、生命の活力=リビドーを刺激してくれる性地(パワースポット)でもあるのだ。
|