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[2013.08.24]

スカイフィッシュ
~撮影物に紛れ込む空飛ぶUMA~



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「スカイフィッシュ(Sky Fish)」は、近年ビデオカメラ等の撮影機材の普及と向上によって、ようやくその存在が確認される様になった、空中を高速で飛行する為、肉眼で姿を捉える事が非常に難しいという、実に妙な生物である。


スカイフィッシュとされている生物▲

体長は60cmから2m程(中には30mに及ぶとも)と推測され、全身が棒状で、両脇には魚のヒレの様な羽根が3対から4対ついているとされる。
こうした形態から、日本の奇現象研究家である並木伸一郎氏によって、文字通り“空飛ぶ魚”を意味するこの呼び名がつけられたという。
欧米では一般に「フライング・ロッズ (Flying Rods) 」、または単に「ロッズ (Rods)」 と呼ばれている。
1994年3月5日、アメリカの映像コーディネーターのホセ・エスカミーラ氏が、UFOを捉えるべく、ニューメキシコ州のロズウェルにて撮影を行なっていた際、妙なノイズが写った事に気づいた。
そして、ロサンゼルスの自宅に帰宅後、ビデオの映像を拡大したりコマ送りしたりして確認してみたところ、高速で飛行する謎の生物の様なものが映り込んでいるのを発見したという。

「ロズウェル・ロッズ」の映像▲
スカイフィッシュらしき岩絵▲

それからというもの、エスカミーラ氏は同年8月からチームを組み、アメリカのニューメキシコ州ミッドウェイにおいて生物の観測を開始。
その結果、これまでに500時間以上ものスカイフィッシュ関連の映像を記録しているという。
また、研究状況を公開すると共に、スカイフィッシュに関する情報を募集したところ、世界各地から続々と同様の映像が届く様になったそうだ。
さらに彼は、アルゼンチンのサン・ジョルダンという1000年前の遺跡で、棒状の胴体にヒレがついた、まるでカイフィッシュが描かれたと思われる岩絵を多数発見している。
それはつまり、古代からスカイフィッシュが存在し、人類に目視されていた事を示唆するものと言われている。

ゴロンド・リナス洞窟の映像▲
ゴロンド・リナス洞窟のスカイフィッシュ▲

世界各地でスカイフィッシュの撮影がなされているが、中でもメキシコのものが多く、同国のフリーダイビングが行える観光地である、深さ約370mの巨大縦穴洞窟ゴロンド・リナス付近には、スカイフィッシュの巣があると言われている。
また、日本でも兵庫県神戸市にある六甲山付近で、しばしばスカイフィッシュが撮影され、巣があるのではないかと囁かれており、どうもここのスカイフィッシュは丸い輪をくぐる習性があり、春から夏(7月が最盛期)にかけて繁殖するらしい。
また、1999年には、メキシコのユカタン半島沖でテレビ番組用の水中撮影が行われた際、スカイフィッシュの姿が映像に捉えられたそうで(もはやスカイフィッシュではない気もするが)、この時の泳ぐ速度は、空中の時に比べるとかなり遅いものだったという。

レインボー・ロッド▲
2002年6月18日には、アメリカのメイン州のスカイフィッシュ研究家マイケル・マーチャント氏が、虹の様な美しい皮膜を持った、時速160kmで飛行していた30cm程のスカイフィッシュがカメラに写っているのを発見し、「レインボー・ロッド(Rainbow Rod)」と命名された。
さらに彼は、その数日後にも、頭部に3本の角状の突起を持ったスカイフィッシュを発見しており、これは“悪魔の三つ叉”を意味する「デビルズ・トライデント(Devil's Trident)」と命名され、マーチャント氏の観察によれば、このデビルズ・トライデントはレインボー・ロッドを捕食するらしいのである。

スカイフィッシュの正体は?▲
撮影された映像から、スカイフィッシュの飛行速度は時速80~270km以上であると推測され、死体が見つからない事から、息絶えるか移動が止まると消滅するのではないかとも言われている様だ。
また、スカイフィッシュは障害物を瞬時に避けたり、擦り抜けたり、群れで飛行したりする様子も観察されているそうだ。
正体に関しては様々な説があり、コロラド大学デンバー校の生物学者ケネス・スワーツ教授は、スカイフィッシュの起源を、今から5億5000万年前のカンブリア紀の海棲生物アノマロカリスが進化して、空を飛ぶ様になったものという説を唱えているし、超常現象研究家のトレバー・ジェームス・コンステイブル氏は、成層圏上を漂うスペースクリッターが低空域に移動してきたものではないかという説を挙げており、他にも未知の昆虫説や、エイリアンのペット説、そもそもスカイフィッシュは生物なんかじゃないという無生物説もある。

撮影機材のコマ数やシャッター速度で次第で、昆虫の羽ばたきがそれっぽく見える事を示した図▲
だが、現在最も有力視されているのは、モーションブラー現象説というものであり、モーションブラーとは、動いている物体をカメラで撮影した時に生じるブレの事で、ハエ等の昆虫の残像をコマ数の低いビデオカメラで撮影すると、スカイフィッシュの様な生物が高速で移動しているかの様に映るらしいのだ。
実際、ほとんどのスカイフィッシュの映像は、この現象が原因だと思われるが、しかし、これだけでは説明出来ない例も存在し、スカイフィッシュに襲われて怪我をしたという報告もあり、2004年7月には、六甲山で、ドライバーが車に乗り込もうとした時、運転席のドアに音を立てて何かが衝突し、地面に落下した体長10cm程の半透明の小さな生物が路上を這いまわり、そして飛び去る姿が撮影されていたりするのである。(まあ、これに関してはかなり虫っぽいが

・・・科学的に説明出来るからと言って、安易に全てが明白になるとは限らないって事だなァ、おい。
多数のフェイクに紛れて、本物がいる可能性も一概に捨てきれない。
少なくとも、そう信じる心の中には、スカイフィッシュは確かに存在するのだ!(結局幻の存在っぽく)


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