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[2006.04.19]

FILE117:モンゴリアン・デス・ワーム


モンゴリアン・デス・ワームとは、その名の通り、モンゴル南部のゴビ砂漠周辺に生息すると言われる、巨大殺人芋虫の事です。
その姿は牛の腸に似ている事から、現地ではオルゴイ・コルコイ(腸虫)とも呼ばれ、目撃証言によれば、体は丸々と大きく、明るい赤色で、その長さは最大で1.5mにも上るそうです。
また、その生物は砂の下を自由に移動し、突然砂の上に半身を出現させ、数m先から獲物に対して飛びかかる様に襲いかかり、口から強酸性の黄色い毒液を噴射したり、感電に似た衝撃を与えたりして、人間や馬やラクダ等の生物を殺傷するそうで、現地ではこれまで数百人が殺されたと言われ、人々に恐れられています。
1年の大半を冬眠状態で過ごし、6〜7月頃の雨期だけ活動するとも伝えられていますが、生態に関する情報は殆ど不明です。
モンゴリアン・デス・ワームは、1800年代初頭に、ロシア人研究チームによってその存在が確認され、1926年にアメリカの古生物学者ロイ・チャプマンアンドルーズ教授が出した著書『古代人の足跡を辿って』の中で、モンゴルの役人達から聞いた興味深い話として初めて紹介され、チェコの伝説動物学者イワン・マッカール博士が、モンゴル人の女子学生からその生物の話を知った事から一躍有名になったんですが、当時のモンゴルの共産党政府は、その存在を単なる御伽話だとして調査を禁止してしまったのです。
しかし、1990年に社会主義体制が崩壊した為、マッカール博士は現地に遠征し、数年間に及ぶ調査を行いました。
その結果、マッカール博士は数多くの目撃証言や噂を聞き、生物が紛れもなく実在する事を確信するも、決定的な証拠は見つけ出せず、砂漠の様な過酷な環境では、生物の体は水分を保持出来ず、すぐに乾燥して死ぬと思われる事から、それまで考えられていた、生物が環形動物や無脊椎動物の類であるという可能性は低いと判断したそうです。
プロレスの必殺技かと思ったヨ。
やめて!探さないで!何もいないったら!ランランララ・・・
何言ってんですか?
デス・ワームの攻撃方法
この生物に関する主な目撃証言をあげますと、例えば、馬に乗っていた男が、家畜を追う棒でデス・ワームをつつくと、棒の先が緑に変色し、馬も乗り手もその場で殺されたらしく、また、知らずに誤ってデス・ワームに触ってしまった男が、腕が燃える様な激痛に襲われ、慌てて冷却用の氷袋に突っ込んだところ、袋が毒で緑に染まったそうです。
また、男がデス・ワームらしき生物の死体を鉄板にのせたところ、やはり鉄板が緑に染まり、別の男がフェルトで三重に包むと、死骸はなめし革の様に縮んでしまったそうです。
更に、退役陸軍大佐フルヴーは、1973年5月のある明け方、バイクで走行中、ソーセージの様な形状で60cm、茶色いウロコ皮の生物が丸まっていて、体全体から電光が走るのを目撃したそうです。
最近では2004年、ズルガナイというオアシス付近で、草刈中の住民数人が別々に目撃しており、それは茶褐色で40cm程の小さい奴だったそうで、ある男が棒に引っ掛けて遠くへ投げてから逃げたらしいです。
ちょっと害虫にも程があるな、この野郎は。
見かけたら釣りの餌にしてやりてえヨ。
こんなの地中を移動してるだなんて思ったら、おっかなくてコンビニにも行けないですよ・・・。
The Mongolian Death Wormこのモンゴリアン・ババ・チョップ・・・いやデス・ワームの正体の仮説として、イギリスの研究者、ジョン・デヴィッド・ヒューム博士は、トカゲの一種ではないかという説を掲げている。
トカゲの種の中には、頭部と尻尾の形が見分けられないものや、砂漠の中に隠れる様にして生息しているものがおり、通常毒は持たないそうだが、ミミズトカゲの一種であるという推測もなされている。
また、他にはデスアダーと呼ばれるコブラの一種である可能性も指摘されており、この生物の姿は、モンゴリアン・デス・ワームと類似しており、毒を噴霧する事で知られている。
だが、この生物が生息するとされているのは、オーストラリアやニューギニアに限られ、ゴビ砂漠の様な環境で暮らしていく事は不可能であるそうだ。
また、遠隔から電気刺激の様なもので攻撃するとも言われている事から、ヒューム博士らはその特性をデンキウナギの様なものではないかと推測しているが、実際、そんな生物が砂漠で生息する事は考え難く、この点については、生物についての噂が広まっていくうちに、自然と尾ヒレがついたものに過ぎないと結論づけているそうだ。
2005年5月には、未知動物学者のリチャード・フリーマン博士中心の研究チームが、現地で1ヵ月間調査を行ったそうですが、特に何も発見する事は出来ず、あえなく撤退してしまったそうです。
まあ、うっかりこんなモスラにエンカウントしちゃっても、食物連鎖の正しい順序で栄養にされちまうかんな。
そもそも、毛虫じゃなかったって事が何よりの救いですよ・・・。
Back number
FILE137:
死神ベンツ
FILE136:
謎の少年カスパール・ハウザー
FILE135:
オルメカの巨石人頭像
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エゼキエルの幻視
FILE133:
地獄の声が聞こえる穴
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