> オカルト資料 > 超摩訶不思議Xファイル > Article


[2013.04.03]

フリーエネルギー
~永久機関を夢見た天才狂科学者~



  • このエントリーをはてなブックマークに追加

オランダの画家マウリッツ・コルネリアス・エッシャーのだまし絵▲
エネルギー保存の法則を覆す永久機関を髣髴とさせる独創的な世界観が魅力である。

オランダの画家マウリッツ・コルネリアス・エッシャーのだまし絵▲
エネルギー保存の法則を覆す永久機関を髣髴とさせる独創的な世界観が魅力である。
我々地球に暮す者の避けては通れない命題、エネルギー問題。
エネルギー資源を巡っては、世界各国や地域間で戦争・紛争が勃発したり、 地球環境の破壊にも結びついている、まさに人類存亡に関わる重要な問題である。
21世紀に入り、メタンハイドレートなどの新たなエネルギー資源に注目が集まっているが、 既に古くから、化石燃料や原子力などに代わる、クリーンな新エネルギーの模索が多くの科学者によって 行われていた。
そうした中のひとつ、フリーエネルギーは、「宇宙空間に無尽蔵に遍満する未知のエネルギー」であり、 それを抽出する装置には様々なタイプがあるが、特徴としては入力エネルギーより出力エネルギーの方が大きいという事である。
この様な効率が100%を超えた状態を「オーバユニティ」(超効率)と呼び、 物理学の基本である「エネルギー保存の法則」を根底から覆す現象である。
そして、この出力エネルギーかの何割かを入力側に還元出きれば、一度作動した装置はエネルギーを無限に発生し続けるというものだ。
(なお、永久機関と呼ばれるものはエネルギー源が無くても永久に作動する運動機関だが、フリーエネルギー装置はエネルギー源がある事で作動するという違いがある)

世界を征服する為の方法のひとつとして、エネルギーを抑える事は肝要じゃからな。

原発停止やら何やら、エネルギー問題で揺れる昨今としても 、なかなか気になるテーマですね。

電気代やガス代とかも値上げばっかでやってられないですしね。
ちゃっちゃと安価で済むエネルギーが開発されてほしいですよ。


【オルフィレウスの永久運動機械】


オルフィレウス▲
1680年にザクセンのツイタウで生まれる。
一説には、時計職人として働いていた事があるという。

オルフィレウス▲
1680年にザクセンのツイタウで生まれる。
一説には、時計職人として働いていた事があるという。
全ての動力は、何かしらエネルギー源を持っている。
しかし、一度動き始めたら何のエネルギー源も持たずに動作し続ける機械があれば、それは人類にとって、まさに夢の大発明であろう。
だが、古より幾人もの科学者達がその研究を続けてきたが、実際の所、エネルギー保存の法則を無視したその様な永久運動機械が実現する可能性は、ほぼ皆無であると言われている。
ところが、歴史上でただ1人、この永久に動き続ける機械を発明したと言われる人物がいる。
その人物とは、ヨハン・エルンスト・エリアス・ベスラー、またの名をオルフィレウス。
1717年に作成されたライプツィヒの学問調書の記述によれば、1712年に、当時32歳のオルフィレウスは、ドイツ南部のチューリンゲン州にあるゲラという町に現れ、厚さ10cm、直径90cmの自動輪を公開したという。
人々の好奇の目の中、オルフィレウスはその車輪に手をかけ軽く押すと、車輪は勢いよく回転しだし、やがて速度を増し、何のエネルギー源も持たない車輪が延々と回転し続けたそうだ。
しかも、その車輪はくくり付けられたロープによって、重さ3kg程度の物を持ち上げる事に成功したそうだ。
だが、オルフィレウスの人を食った様な性格も影響してか、その時の人々の反応は冷ややかで、彼の発明は多くの人々に無視されてしまったのだ。
その後、彼は町から町を渡り歩く事になり、1713年には、ドラシュヴィッツという町で、今度は直径150cm、幅15cmの大きな車輪を人々に公開した。
その機械は1分間に50回転し、重さ20kg程度の物を持ち上げる事にも成功し、その頃から、この車輪の噂が広がり始め、オルフィレウスの名は一躍世間に知れ渡ったのである。

髪型は完全に実験失敗って感じなのになかなかやるではないか。

確かに、どう見ても「ダメだこりゃー」スタイルですよね、こりゃー。

別に爆発してああなったんじゃねえよッ!


カール大公▲

カール大公▲
1716年には、ヘッセン・カッセルという小独立国のカール大公がオルフィレウスの噂を聞きつけ、彼を町へと招待したそうで、その際、彼の見事な発明に感激した大公は、彼を町の役人として迎え、ヴィゼンシュタイン城に住まわせ、永久運動機械の研究援助を始めたそうだ。
そして1717年に、オルフィレウスは直径3.6m、厚さ35cmの大きな車輪を建造し、10月13日には、懐疑論者達の疑いを晴らす為、機械はそれまで展示されていた庭園の小屋から城内の大きな部屋に移され、11月12日に、学者や機械整備師らの数名の調査団に機械を調べさせた。
調査団は、部屋の中央に布を被されて設置されているオルフィレウスの機械が、鉄のシャフトと木造の車輪から出来ている事を確認したが、内部の構造は油を塗った布で覆い隠されていたそうだ。
調査団のフィシャー男爵が、手で軽く押すと車輪は回り始め、やがてその回転速度を増し、最終的には分速26回転に落ち着いたという。
そして、いくつかの検査が行われた後、今度は機械が設置されている部屋事体が詳しく調べられ、その後、公正を期す為、決して機械が誰にも触れぬ様に、部屋のドアを厳重に密閉し、もし誰かがドアに触れたら分かる様に、ワックスを塗ったそうだ。
だが、それから2週間後、ドアを開けてみると、何ら変わらない様子で車輪は動き続けていたのである。
そしてもう一度ドアを密閉し、その凡そ2ヶ月後の1718年1月4日に、再び扉を開けると、やはり車輪は回り続けていたという。
その後、調査団は車輪に何ら疑わしい部分が無かった事を報告したのである。
調査団のフラーフェザンデ教授は、あのアイザック・ニュートンに手紙を送り、一連の出来事の様子を「どの様な力も加わっていないのに、回り続けているとしか考えられない」との驚きを述べている。

そんなにずっと回転し続けてたなんて凄いですね。
調査団の気長さにも驚きですが。

誰かが確認しに来た時だけ作動させてたのかもしれんぞ。

ママが来た時だけ勉強してるフリする小学生じゃあるまいし・・・。

オルフィレウスが開発した自動輪の構造▲

さて、当然気になるのが、この永久機関の車輪が、どの様な仕組みで動いたかであるが、それを垣間見る事が出来たのは、オルフィレウスの他にカール大公だけであったという。
そのカール大公が残した記述によると、「油を塗られた布が取り去られると、重りとレバーから作られた非常にシンプルな仕掛けがあり、2つの車輪につけられた重りが、車輪の回転と共に移動し続ける事で絶えず不均衡な状態を作り、車輪は回転を続けたのだという。
また、重りが頂上部から車輪の回転と共に下に向けて移動する際、小さな釘によってその移動がブロックされていた」との事だ。
1719年には、オルフィレウス自身が『壮麗なるオルフィレウスの永久運動機械』という本を発表し、それの記述によれば、「車輪の運動は複数の重りに依存し、重りが中心から外れている限り運動は続く」そうでで、また、「それぞれの重りは決してその重さが均衡しない様に配置されている」との事だ。

これはもう、中でバイトの小人が走ってたとしか考えられんな。

シフトがキツキツになりそうですね。
車輪回っても店が回らなくなっちゃいますよ。

どんだけの時給ですかい・・・。つーか店じゃねーよ・・・。

ところで、この永久運動機械にいたく感激したカール大公は、オルフィレウスにその機械の買い取りを申し出たが、彼の要求したその値段は、実に2万ポンドという莫大な額であった。
さすがにそんな大金は無いので、どうしたものかと画策したカール大公は、ロンドンの王立学府に打診し、機械購入の為の資金繰りを申し出たのである。
その後、王立学府はカール大公の申し出を認め、資金を提供する許可が降りたが、ある日、前述のフラーフェザンデ教授が勝手に機械を調査しようとした事を知ったオルフィレウスは、「金も払わないで秘密だけ盗むつもりだったのではないか」と勘違いし、激怒して、部屋の中から鍵をかけ、機械をメチャクチャに破壊してしまったのである。


裏で誰か頑張ってたんじゃね?的画像▲

裏で誰か頑張ってたんじゃね?的画像▲
その後、オルフィレウスは1745年に、65歳でこの世を去り、貴重な資料の多くも彼の死と共に失われしまった。
一説によれば、オルフィレウスは時計職人として働いていたことがあると言われており、後世のある時計技師が、時計の内部に使うバネのメカニズムを用いる事で、オルフィレウスが作った物と同一の機械を作る事に成功したとの発表がなされた事もある。
だが、実際にそうした機械が展示されたという記録は、オルフィレウスのもの以外には無い。
また、時計職人の腕を利用した場合にしても、最初の小さな機械ならともかく、最後に作った大きなものが、バネの力で何ヶ月も動き続けるはずが無い。
何らかの巧妙なイカサマをしたにしろ、ロンドンの、当時としては科学の最高峰と言われていた王立学府を、果して欺く事が出来たであろうか。
オルフィレウスは独創的な考案により、本当に永久運動機械なる物を作ったのか、今となっては真相は闇の中である。

ついカッとなってやったとは言え、せっかく作った機械を壊すあたり、やっぱ中に人が入ってたのバレたんじゃねーか?

まあ確かに、自分の名誉が失墜するくらいなら、いっそ証拠隠滅しちゃいたくなる気はしますね。

今も残ってて何処かでコッソリ回り続けてたら面白いんですけどね。


【稲妻博士ニコラ・テスラ】


ニコラ・テスラ▲
1856年7月10日、クロアチアで生まれる。
異常な潔癖症で知られ、エジソンを目の敵にし、「ちょwww宇宙人と交信したったwww」「俺、地球半分に割れるしwww」など数々の不可解な言動や危険な実験を行う変人ぶりからマッド・サイエンティストとしてのイメージが強いが、磁場の単位がテスラになる程の彼の偉大な功績は「もっと評価されるべき」という声も多い。

ニコラ・テスラ▲
1856年7月10日、クロアチアで生まれる。
異常な潔癖症で知られ、エジソンを目の敵にし、「ちょwww宇宙人と交信したったwww」「俺、地球半分に割れるしwww」など数々の不可解な言動や危険な実験を行う変人ぶりからマッド・サイエンティストとしてのイメージが強いが、磁場の単位がテスラになる程の彼の偉大な功績は「もっと評価されるべき」という声も多い。
偉大な発明家といえば一般にまずエジソンの名が挙げられると思うが、 彼を凌ぐとも言われる天才発明家の存在が語られる事はあまり多くないであろう。
現在主流となっている交流電流を提唱し、 彼が残した無線トランスミッターなどの数多の発明や発見無しには、 今日の電化製品の多くは存在しなかったと言われている。
その男、ニコラ・テスラは、 ノーベル物理学賞にノミネートされた事もある天才だが、異端科学にも興味を持ち、 自然界に潜む無限のエネルギーの抽出・利用にしようという、 壮大な構想も抱いていたフリーエネルギー研究の先駆をなした人物である。
具体的には、電磁的な装置を使って、地中や大気中から得た電気エネルギーを増幅させ、それを無線で送るというものであった。
その為に開発された装置が「拡大送信機」と呼ばれるものである。
これは、彼自身の発明になる共振型変圧器テスラ・コイルを組み込み、高周波振動の共鳴による増幅作用を利用して巨大な電圧を発生させ、 そのエネルギーを無線で送信するという装置である。


コロラドスプリングスでのテスラの実験施設▲

コロラドスプリングスでのテスラの実験施設▲
このテスラの実験は、高さ10mの塔の頂上に取り付けた巨大な銅の半球で、稲妻と火花を発生させるという危険なものだった。
この時の稲妻の雷鳴は20km以上離れた場所まで轟き、行き交う街の人々は足にその衝撃を感じた程だったという。
1890年にニューヨークで行われた実験では、400万ボルトの電圧を発生させる事に成功した。
その後、研究所をコロラドスプリングスに移転し、より強力な拡大送信機を設置し、さらに大規模な実験を続けた。
1200万ボルトの高電圧を発生させ、その電気エネルギーを無線送信し、 約40キロ離れた場所にある50ワットの白熱電球200個を点灯させる事にも成功したのだ。
ニコラ・テスラを世間は狂気の科学者として恐れ、 友人であった作家マーク・トウェインは彼を稲妻博士と呼んだという。

なるほど、ハイレベルのエレクトロマスターという事か・・・!
こいつは厄介じゃぞ・・・!

何をまた意味不明な事言ってんですか・・・。

今の私達がポンデリング食べながらスマホいじったり便利な生活が出来るのは、このキメ顔写真の方のおかげでもあるんですね。
ありがたや~。

有名なラボでの空中放電実験の様子▲
巨大なテスラ・コイルが数百万ボルトの放電をしている間近で、ニコラ・テスラは気にせず読書している。

ウォーデンクリフ・タワー▲
地中や大気から得た電気エネルギーを増幅して、地球上の各所に送信する為の無線送電塔(拡大送信機)。
鉄塔は高さ57m、頭頂部には55t、直径20mの金属ドームが取り付けられた重厚な出来栄えであったが、第一次世界大戦に突入すると、 標的にされるとの理由で1917年に撤去されてしまった。

ウォーデンクリフ・タワー▲
地中や大気から得た電気エネルギーを増幅して、地球上の各所に送信する為の無線送電塔(拡大送信機)。
鉄塔は高さ57m、頭頂部には55t、直径20mの金属ドームが取り付けられた重厚な出来栄えであったが、第一次世界大戦に突入すると、 標的にされるとの理由で1917年に撤去されてしまった。
テスラはこの放電実験と並行して、地球の電気ポテンシャルの測定を行い、 1899年、ついに地球自体の定常波(非ヘルツ波)すなわち地球に固有の振動波を発見した。
これによって、テスラの理論は飛躍的に発展する。
拡大送信機の高周波と地球の定常波の間に共鳴現象を起こせば、 地球そのものを導体として無限のエネルギーを発生させ、しかもそのエネルギーを地球全域に送信する事が出来る画期的なエネルギー・ネットワークシステムが構築出来るはずというものだ。
テスラはこれを「世界システム」(World Wireless System)と名付け、実現に向けて具体的な計画を推進する。
そして、テスラは有名な空中での放電実験を行うようになり、 実験を続けるある日、1900年にテスラが発表した『人類エネルギー増大の問題』という論文が、 当時アメリカ屈指の資産家で銀行経営者であり、後のモーガン財閥の創始者ジョン・P・モーガンの目にとまり、 テスラに無線放送の電波塔の設営の話を依頼した為、彼はニューヨークに戻る。
1901年には、モーガンの数千万ドルに及ぶ資金提供により、ニューヨーク州 ロングアイランドのショアハムにおいて巨大な拡大送信機の建設を始めた。
1905年に竣工したこの巨大な送信塔は、ウォーデンクリフ・タワーと名付けられた。


テスラが思い描いた「世界システム」のイメージ▲
中二病患者もビックリなスケールである。

テスラが思い描いた「世界システム」のイメージ▲
中二病患者もビックリなスケールである。
テスラの世界システムは実現目前にあったが、 しかし当時、銅線を独占していたスポンサーのモーガンが、この研究が成功すると銅線の需要が無くなるのではないかと危惧し、 また、実用的かつ利益を生み出せるコミュニケーションシステムの構築を望んでいた方向性のすれ違いと、 テスラの「私は宇宙人と交信している」などの電波発言に気味を悪くした事もあり(加えて、テスラとモーガンの令嬢がいい感じの仲になったとか、グリエルモ・マルコーニが太平洋横断無線通信に成功し、無線通信の実用化を成し遂げてしまった事も影響)、 研究資金の援助を打ち切ってしまい、しかもウォーデンクリフ・タワーも撤去されてしまった事で研究は中断してしまう。
こうして失意のテスラは、研究と巨大な電波放送塔設営の為に財産を使い果たし、 無限で低コスト、かつクリーンなエネルギーを世界中に無線で供給しようとした夢はあえなくついえ、1943年、 86歳でこの世を去るのである。
ニコラ・テスラの死後、彼の残した膨大な研究資料は、 「ユーゴスラビアを通じてソ連に渡った」とか、 今の人類にはまだ早いと判断したテスラ自信の手で焼かれたとか噂されたが、 一度FBIに押収されて複製された後、彼の母国クロアチアに返還され、 その一部はセルビアのベオグラードにあるニコラ・テスラ博物館に収蔵されているそうだ。

でも、もしこの発想が悪用されて世界に毒電波みたいの垂れ流されたら人類大ピンチでしたね。

代わりにワールド・ワイド・ウェブという毒電波が世界を覆ったがな。

あー、このサイトとかの事ですね、分かります。


【スウェーデンの石】


公開実験でラジアント・エネルギー装置を操作するトーマス・ヘンリー・モレイ▲

公開実験でラジアント・エネルギー装置を操作するトーマス・ヘンリー・モレイ▲
異端の科学者ニコラ・テスラを信奉するフリーエネルギー研究家は多く、 トーマス・ヘンリー・モレイもその一人だ。
彼は空間の振動エネルギー、宇宙エネルギーの存在を想定し、そのエネルギーを採取して電気エネルギーに変換出来る装置を発明し、「ラジアント(輻射)・エネルギー装置」と名付けた。
装置の構造は明確ではないが、アンテナとアースを小箱の中で接続している事、 箱の内部に「スウェーデンの石」を組み込んだ高速電子発振器をセットにしている事だけは判明している。
この「スウェーデンの石」とは、1913年夏にスウェーデンのアビスコの鉄道車両にて、 モレイが偶然手に入れた、白くて柔らかい謎の石であり、 宇宙エネルギーを抽出する作用を持つとされているが、モレイが詳細は秘密にしていた為、その他の事は不明である。
また、装置の原理も、モレイによると、" 宇宙にはある様々な波長の放射エネルギーは、あらゆる方向から地球に向かって押し寄せており、このエネルギー波動の振動を、検波・同調回路で捉え、電気エネルギーに変換する"という、 いささか理解し難い漠然とした説明しかなされていない。
そもそも、当のモレイ自身でさえ、装置の原理を完全に把握していた訳では無かったのである。

何を言ってるのかわからねーよ!ありのまま起こった事を話せよ!
全角20文字以内でな・・・!

アンタは妙な擬音がやたら多い漫画のキャラかよッ!

「おじさん、拾った石に宇宙を感じるの巻」って感じですかね?


見事計35個の電球の点灯に成功▲

見事計35個の電球の点灯に成功▲
しかし、1920年代には何度か公開実験を行い、多数の見学者の前で見事に作動させたという。
モレイはその後も装置を改良し続け、1939年に100ワットの電球15個と150ワットの電球20個を点灯させ、 1キロワットのモーターを回す事にも成功しているという。
しかし、モレイの装置に関する秘密主義は極めて神経質なものだったらしく、 後にNASAとの共同でラジアント・エネルギー装置を開発しようという 話が持ち上がった事があったが、 直前で立ち消えになったという。
また、ソ連陸軍の大佐と思しきヤコブレツと名乗る男がモレイに接触するようになり、 ソ連で研究活動を行うなら資金を提供すると、半ば脅迫めいたやり方で話を持ちかけてきたという。
モレイは特定の組織や権力に装置の技術的情報が漏洩するのを恐れ、この提案をきっぱりと断ったが、その後も農村電化局の技術者P・ウッズと名乗る男から同様の勧誘は続いたという。
そして、1940年3月には、組織がついに強硬手段に出たのか、 モレイが複数の男達に襲撃され、足を銃撃されるという事件が発生した。
モレイ曰く、犯人は以前にも彼の実験を見学中に、隠して持っていたハンマーで突然装置を破壊した事のある 農村電化局のフェリックス・フレイザーなる男と、FBIであったという。

にしても、いい大人がそこら辺で拾った石コロに幻想を抱き過ぎだろ。

頑なに情報を隠してるあたり、ちょっと胡散臭く思われても仕方ないですね・・・。

基本的に何を言ってるのかチンプンカンプンですが、とりあえず私も今度石拾ってきます。


【オルゴン・エネルギー】


ウィルヘルム・ライヒ▲
1897年3月、オーストリアのガリツィア地方で生まれる。
全ての人間は「性欲」(リビドー)に支配されているとするジークムント・フロイトから指導を受け、 ライヒはそれを微細な物理エネルギーであると考えていた。

ウィルヘルム・ライヒ▲
1897年3月、オーストリアのガリツィア地方で生まれる。
全ての人間は「性欲」(リビドー)に支配されているとするジークムント・フロイトから指導を受け、 ライヒはそれを微細な物理エネルギーであると考えていた。
モレイと同様に世紀の大発見の手がかりを得ていたと思われるのが、 ウィルヘルム・ライヒだ。
1934年、"ファシズムは性的抑圧によるノイローゼ患者のサディスティックな表現である"とした『ファシズムの集団心理学』などの著作を出版した事で、ナチスドイツに危険視されたライヒはノルウェーに亡命し、 オスロ大学の心理学研究所の実験施設で性科学(性エネルギーと電気との関係など)を研究し始める。
そこで彼は、被験者の性的興奮が高まるにつれて皮膚表面の電圧が上昇する事を発見した。
また、この時期、滅菌した肉汁中に、 内側から青っぽい淡い光を放ち、 不規則に脈動する直径1ミクロンほどの小胞(バイオン)を顕微鏡観察で発見した。
これを生物の根源的なエネルギーと考えたライヒだったが、 ノルウェーの科学者達から激しい非難を浴び、1939年にはアメリカに再び亡命。
以降ライヒは、この未知のエネルギーを性のオルガスムス(オーガズム)にちなみ「オルゴン」と名付けて、 本格的に研究を開始する。
ライヒによれば、「オルゴンは光がその中で運動する媒質であり、電磁気や重力の作用媒体でもあり、程度や濃度の差はあっても 全宇宙を満たしており、真空の中にさえ存在するものだ」と説明している。

こ奴も爆発で頭が(ry
つまり、エロければエロい程エネルギーがモッコリ盛り沢山という事か・・・!

それがマジなら、大魔王様とか天下無敵じゃないですか・・・!

えっちなのはいけないと思います!


クラウド・バスターを操作するライヒ▲
「ターゲット・スコープ、オープン!」

クラウド・バスターを操作するライヒ▲
「ターゲット・スコープ、オープン!」
1940年には、「オルゴンボックス」(または「オルゴン・アキュムレータ」)という箱型のエネルギー集積器を完成させる。
このオルゴンボックスは、火傷やガンなどの腫瘍、神経症などの治療に効果がある事が判明し、 ライヒは独自のオルゴン療法を確立する。
研究の過程でこうしたいくつかの超科学装置を発明しているが、 もっとも驚異的な装置は「クラウド・バスター」であろう。
大気中のオルゴンの流れを制御し、人工的に雲を発生させたり消滅させたり出来る気象コントロール装置である。
これは水中にアースした中空のパイプを数本束ねた装置であり、 ライヒによれば、クラウド・バスターの原理は、 「宇宙に充満するオルゴンエネルギーと、操作する人間のオルゴン・エネルギーが、クラウド・バスターを仲介して作用する」という事らしく、また、 「雲は水蒸気とオルゴンの結合体であり、クラウド・バスターによってオルゴンを吸収すれば雲も消滅させられるし、晴天時にも大気中の均衡状態にあるオルゴンのバランスを崩す事で雲を発生させる事も出来る」という。
1952年7月、アメリカ・メイン州エルズワースで行われた実験では、 その頃同地域では7週間にわたって日照りが続き、農作物に大きな被害出始めていたそうだ。
しかし、クラウド・バスターを作動させると、やがて空に雨雲が現れ、 僅か1時間10分後に大雨が降り出したという。
これらが事実だとすれば、もの凄いテクノロジーを早くから見出し、現代科学の一歩先を行っていた事になるライヒだが、 しかし、1954年に先述のオルゴン療法がガン治療機の不法製造販売に当たると FDA(米国食品医薬品局)から訴えられ、裁判所はオルゴン・ボックスの販売禁止と彼の全著作の出版差し止めを命じたものの、 ライヒはそれに従おうとしなかった為、法廷侮辱罪として2年間の禁固刑で投獄され、1957年11月に獄中で死亡した。
なお、生前ライヒは、UFOもオルゴンエネルギーを利用した乗り物であると考えていたらしく、 クラウドバスターで撃墜すべきだと提唱するなど、やはり風変わりな言動も目立った人物であったそうだ。

雲をも吹き飛ばすエロパワー・・・股間、いや胸がアツくなるな。

是非ともマラソン大会の当日に使わせてほしい装置ですね。

どんだけ雨天中止にしたいんですか・・・。


【エロプティク・エネルギー】


トーマス・ガレン・ヒエロニムス▲
自分の名前をマシンに冠するあたり、こう見えて自己顕示欲は強いのかもしれない。

トーマス・ガレン・ヒエロニムス▲
自分の名前をマシンに冠するあたり、こう見えて自己顕示欲は強いのかもしれない。
トーマス・ガレン・ヒエロニムスは第二次世界大戦後、 「ヒエロニムス・マシン」と呼ばれる超科学装置を発明した。
本来は鉱物から出る放射線の検知とその量を想定するものだが、 応用分野にとてつもない可能性を秘めいていたのである。
この装置によって、あらゆる物質が放射線を出している事に気づいたヒエロニムスは、 その放射線エネルギーが既知のものとは異なる事を発見し、「エロプティク・エネルギー」と名付けた。
このエネルギーは、写真に撮らえる事ができ、ヒエロニムス・マシンは物質だけでなく写真にも反応するという。
1960年代の後半、ヒエロニムスは月に向かったアポロ8号以降の宇宙飛行士の体調を、 このマシンでモニターした事がある。
宇宙飛行士の写真をマシンにセットし、 飛行士が発するエロプティク・エネルギーを検出して、彼らの生理的機能を調査しようというものだ。
その結果、このデータはNASAが発表したデータとほぼ一致していたのである。
さらにこのマシンは、地上との無線交信は途絶する月の裏側でも作動し続けたという。

このマシンが一体どーいう原理なのか見当もつきませんね。

だが、やはりフリーエネルギーの糸口はエロにあるようじゃな。

いや、確かにエロエロ言ってますけども・・・。


ヒエロニムス・マシン▲

ヒエロニムス・マシン▲
ヒエロニムス・マシンに写真をセットしただけで、害虫を駆除したという話もある。
有名なのはニューヨークにあるマグローヒル出版社のエド・ハーマンが、 ヒエロニムスに毛虫の駆除を依頼したところ、 彼はサンプルとして毛虫が何匹かいる樹木の写真とそのネガ、 試薬を装置にセットして、500km離れた場所から毛虫を駆除したというものだ。
また、実際にダウ・ケミカル社では製品化もなされており、その方法も、 害虫に汚染された地域の航空写真のフィルムをセットし、 2時間ほど装置を作動させてエロプティク・エネルギーを同調放射させるだけという。

これもしかして、装置に自分の写真と牛乳と大き目のブラ入れたら胸大きくなったりするんじゃ・・・!

しねえよッ!マシン詳しく知らないけど、しねえよッ!

せいぜい自分で毎日揉んでろよッ!

んなッ!?それセクハラですってばよ!?


【ハチソン効果】


ジョン・ハチソン▲
1945年生まれ。
ニコラ・テスラを敬愛するヒッピー風の科学者。

ジョン・ハチソン▲
1945年生まれ。
ニコラ・テスラを敬愛するヒッピー風の科学者。
1979年、カナダの発明家ジョン・ハチソンは、 カナダのバンクーバーにある私設研究所でテスラ・コイルを用いた強電界の実験を行っていた。
実験室内にはテスラ・コイルの他、ダンベル・コイル、放電コイル、ヴァン・デ・グラフ発電機、電界発生球、スイッチパネルなどの実験装置が所狭しと並び、ハチソンが起動スイッチを入れると、ブーンという機械音が鳴り響いて、 電圧が上昇していく。
そして次の瞬間、彼の肩に何かが当たって床に落下し、 床に視線を移すと金属片があった。
さらに、足元に落ちた金属片が自ら空中に浮揚して再び彼の体に当たったのである。
物理学の理論ではあり得ない反重力現象を偶然目の当たりにしたハチソンは、 現象の原因が彼が設置した装置類が作り出す強電界にあると考え、科学的に解明しようと実験を続けた。
その結果、驚異的な現象が次々と発生するようになる。


撮影された空中に浮かぶ鉄球▲

撮影された空中に浮かぶ鉄球▲
まずは物体の空中浮揚現象だ。
金属、木材、プラスチック、紙など材質は関係無くあらゆる物体が浮かんだのである。
最重量物では約400キロの変圧器が浮かんだという。
また、物体のみならず液体も未知のエネルギーの影響を受けるらしく、 容器内の水が激しく波立ったり、弾け飛んだりした。


不自然に捻じ切られた金属▲

不自然に捻じ切られた金属▲
また、浮揚現象と同様に、材質にかかわらず、物体が切断されたり曲がったりねじれたりする破壊現象も生じた。
しかも、この現象は磁気異常も起こし、約20センチの棒ヤスリが破壊された時、 通常では切断された断片の片方はN極に、もう一方は必ずS極となるはずなのだが、 磁気が単極(モノポール)になっていたのだ。
さらに、破壊現象とは逆に融合現象も起こり、分子構造が全く異なるステンレス製のナイフとアルミニウム塊や、木屑と金属が融合して一体化したものもあるという。
そして驚くべきは物体の透過現象とテレポーテーション現象だ。
ハチソンが見ている前で物体が透明化し、物体をのせていた台が透けて見えたという。
実験室外の倉庫に保管していた釘が瞬間移動し、実験室の壁から出現した事もある。
気象にも影響を及ぼすらしく、実験中に奇妙な雲が現れて雨が降り出したが、実験終了後には天気は急速に回復したという。
これら未知のエネルギーによる一連の現象は、発見者にちなみ「ハチソン効果」(Hutchison Effect)、 または短縮してエイチ効果(H-Effect)などと呼ばれている。

なるほど、あんな事やそんな事が起こるHな効果か・・・!

いい加減そろそろエロから離れてくださいヨ。

天丼も何度も続くと面白くなくなっちゃいますからね。

(こいつ、お笑い用語である天丼を知ってるとは侮れんな・・・!)




ハチソン効果を撮影した映像▲

若き日のハチソン▲
今も昔もモジャモジャだ。

若き日のハチソン▲
今も昔もモジャモジャだ。
ハチソンがこれらの現象をビデオで撮影した映像を公開した為、世界中に論争を巻き起こし、 カナダ政府やアメリカ軍、マグダネル・ダグラス社などの関係者が相次いで接触してくるようになった。
うまくコントロール出来る様になれば、人類にとって画期的なエネルギー革命を起こすからである。
マグダネル・ダグラス社の「バンクーバー実験の調査」という報告書では、次の様な評価がなされている。
「ハチソン効果は実在する現象で、物体に作用するある種のエネルギーの電気的刺激の結果であると推測される。 この効果で起きた現象はトリックではありえない」
しかし、ハチソン効果のメカニズムは解明されておらず、ハチソン自身も何故この様な現象が起こるのか分からないものの、 電源をオフにすると現象が起こらない事から、 「電磁波(スカラー波)がヴァン・デ・グラフ発電機に作用し、零点エネルギー(※脚注1)に働きかける事で、一連の現象が引き起こされている」 と、機械類が作り出す強電界と何らかの関係があると推論している。
また、現象は必ず即座に起こる訳では無く、数時間後や数日後に起こる事もあったという。
現在は、こうした予測不能な現象も、装置の配置や組み合わせを変えたり、出力を調整する事で、ある程度は短時間で発生させられる様になったそうだ。

つーか撮影映像で物体が浮かぶ時に糸みたいなもんが見える気がするが。

き、気のせいですよ、ほら古い映像ですしノイズが・・・いや、知りませんけども。

脚注1:零点エネルギー(ゼロポイントエネルギー)とは、 全ての原子の運動が停止するとされた絶対零度(ゼロポイント)でも存在するとされる運動エネルギーであり、 一説には僅か1立方cmの零点エネルギーを抽出するだけで、 地球上の海水全てを蒸発させられる程のエネルギー量であるとも言われている。
1948年にオランダの物理学者ヘンドリック・カシミールによりその存在が示唆されたが、正体は明らかになっていない。
量子力学の理論では、全くの無である真空は存在せず、 全ての物質とエネルギーを取り除いた空間にさえ、膨大な粒子が詰まっており、 絶えずエネルギー変動が起こっている。
その変動値は極めて微小ながらも、宇宙や我々がいる空間の全てにそれらのエネルギーが満たされているならば、まさに無尽蔵の夢のエネルギーであるとして、研究が進められている。
まるで宇宙船の様なラボで「うちちょっとモノ多すぎかな?」と思ってるかもしれないハチソン▲
スペースが無いので玄関で寝ているらしい。

普通のマンションの一室にあるハチソンのラボは、ベランダまで機材がギッシリ▲

普通のマンションの一室にあるハチソンのラボは、ベランダまで機材がギッシリ▲
だが、理論的な裏付けは無く、また、ハチソン以外の者に再現出来ない上に、ハチソン自身も思うように再現出来ない という事で、 現象が撮影された映像はインチキであると言った誹謗中傷や妨害が相次いだ。
世間から詐欺師の様なレッテルを貼られ、嫌気がさしたハチソンは、 1989年に研究の場を一旦ドイツに移し、約1年半後にバンクーバーに戻ったものの、 その時にはカナダの政府関係者らによって残してあった実験装置が徹底的に破壊されていたのだ。
しかし、それでもハチソンは20年来に及び現象の研究を続けており、 2006年3月にはナショナルジオグラフィックチャンネルによる後援で大規模な実験を行い、 1991年以降初めてとなるハチソン効果の再現に成功したという報告もなされている。
また、カナダ国防省やアメリカのロスアラモス研究所などでは、その後もハチソン効果の研究を極秘に進めているという話もある。

フリーエネルギーが実現出来れば、人類の資源を奪い合う争いは無くなって皆仲良く暮らせる様になるんでしょうか・・・?


「エネルギーがココに溜まってきただろう」的イメージ▲

「エネルギーがココに溜まってきただろう」的イメージ▲
もちろん、そうなればいいにこした事は無いが、果たしてどうだろうね。
フリーエネルギーや永久機関の研究は、事ある毎にあらゆる妨害を受け、 弾圧されてきたという歴史があるのだよ。
時の権力者や組織が既得権益を維持したいという事で、研究がいざ実用化の段階に近づくと、 その度に科学者の暗殺や実験機材の破壊、国家安全保障上の理由でFBIに捜査され資料や財産を没収されたりなど、妨害が行われるのである。
しかし、だからと言って、フリーエネルギーの実現が100パーセント不可能という事ではない。
現に今も民間の研究者や推進団体が数多く存在しており、信念を捨てないで諦めず研究を続け、 人類がもう少し精神的に成長出来たなら、いつの日か、我々の生活や心をより豊かにしてくれるクリーンなエネルギー社会の未来が訪れるかもしれない。

それにしても、やっぱ変わり者の科学者ってのは全体的に頭の中身も外見もヘンテコな奴が多いな。

あ、それは私も思いました。

今回の内容からも分かるとおり、天才と狂人は紙一重、というかイコールみたいですからね。

うむ・・・。


■関連記事
触れたコンピューターを全てエラーさせる磁力少年
タイムトラベルはあと3ヶ月以内に実現する?
機械に影響を与える電気人間「スライダー」
人工的に幽体離脱を誘導する事に成功
ソ連の超能力スパイ集団の存在が明かされる
フィラデルフィア実験の再現プロジェクト
米国は既に反重力装置を完成させている?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ人は、多分こんな記事も読んでいます。

Back number

Archives

News Headline

ページのトップへ戻る
inserted by FC2 system