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[2012.08.15]

FILE001:フラットウッズ事件


有名なフラットウッズ・モンスター想像図▲
怪物のイラストはメイ夫人が出演した1952年9月19日放送の「We The People」番組スタッフにより作られたもので、 後に超常現象研究家のグレイ・ベイカーがイラストを元に背景と合成し、 翌1953年にオカルト系雑誌「FATE」に記事とともに寄稿された。
1952年9月12日、アメリカ、ウエストバージニア州ブラクストン郡のフラットウッズという、 人口300人程の小さな町に身長3mにも達する巨大宇宙人が現われました。
その地名からその宇宙人はフラットウッズ・モンスター(The Flatwoods Monster)と名付けられました。
10フィートモンスター、グリーンモンスター、ブラクストン・モンスターとも呼ばれています。
夕暮れ時の午後7時15分頃、学校の運動場でサッカーをして遊んでいたエドワード(13歳)とフレッド(12歳)のメイ兄弟、その友人のトミー・ヘイヤー(10歳)の3人は、 地元の農家ベイリー・フィッシャー所有地の丘の上に赤く輝く飛行体が落下するのを目撃しました。
すぐにメイ兄弟は家に戻り「UFOが墜落した」と母親である美容師のキャスリーン・メイ(32歳)に伝えると、 メイ夫人は地元の少年ニール・ナンリー(14歳)、ロニー・シェーヴァー(10歳)、近くにいた州兵のユージーン・J・レモン(17歳)ら3人と さらにレモンの愛犬を加え、計7人と1匹で目撃したものを確かめにフィッシャーの農場に向かった。
メイ夫人の家から丘の頂上は400m程で、丘を登ってみると、周囲には濃い霧と、形容しようのないひどい異臭が立ちこめていたそうです。
そして一行は、ブーンという音を発し、直径3.05mの赤い光が脈動する様に輝く巨大なひしゃげた球体を発見したのです。
事件当時の現場の位置関係▲
すると州兵のレモンは、物体の上部に生えていた樫の木の下で二つの小さな光が輝いているのに気づき、 そちらに懐中電灯を向けたところ、 突然茂みから、吐き気を催す程の強烈な悪臭を放ちつつ、 シューッというガスの様な音を立てて、巨大な怪物が浮かびながら近づいてきたのです。
モンスターの顔面は丸い窓の様になっていて、そこから目と思われるオレンジ色の光が二つ出ており、 スペードのエースの様な形の大きなフードを身につけていました。
腕は細く、指はカギ爪の様になっており、ゴム質の服は緑色でスカート状だったそうです。
パニックに陥った一行は、丘から一目散に逃げ出しました。
メイ夫人の家に駆け込んだ一行は、 保安官のロバート・カーと地元紙『ブラクストン・デモクラット』の共同社主A.リー・スチュワートに電話しました。
スチュワートは目撃した少年らにインタビューを行い、 その後夜遅くなって、武器を持ってレモンとともにモンスターに遭遇した場所へ再び行ってみたそうですが、 既に発光体も怪物も姿を消しており、 現場には先程の焼けついた金属の様な悪臭と、スキーで滑った様に倒れた草が残されているだけだったのです。
また、この日の午後、フラットウッズに程近い同じブラクストン郡のガサウェイの町の方に、 上空から燃える物体が落下していったとの目撃報告を受けていたロバート・カー保安官とバーネル・ロング副保安官は、 別々に付近一帯を捜査したそうですが、何にも怪しいものは発見できなかったそうです。
なお、翌朝早く、スチュワートが再度怪物が現れた丘を訪れたところ、 泥の中に2本の轍と黒い液体の跡を発見し、これを空飛ぶ円盤が着陸した証拠と報じたそうですが、 実は少年達が丘から逃げてきた2〜30分後に、 現場近くに住むマックス・ロッカードが、野次馬根性まる出しで愛車の1942年型シボレー・ピックアップトラックに乗って現場に駆けつけたらしく、 轍は彼の車のものであった事が分かっているそうです。
また、ロッカードが行った時点でもう怪物はいなかったそうです。
略してフラモンか・・・。タマネギみたいな形してんなコイツ。
あっ、これ見た事あります!
有名な不細工な修道女みたいな宇宙人ですよねっ。
怪物を目撃者した7人▲
「3mの宇宙人」として日本でもUFOマニアにはお馴染みの存在であり、一般層にも昭和時代に見た事のある人が比較的多いと思われる このフラットウッズ・モンスターですが、本国では公式サイトが出来る程の人気がある(?)模様です。
事件後、メイ夫人と少年達のうち数人は、 怪物の発した悪臭の霧を吸った事によると思われる、鼻の痛みや喉の腫れなど同様の症状を長い間訴え続けたそうです。
特に州兵のレモンは症状が重く、嘔吐や夜中の痙攣に悩まされ、数週間後も喉の痛みが続いたそうです。
しかも、レモンが連れてきた犬は事件の2日後に死んでしまったそうです。
彼らを診療した医師によれば、いずれも症状がマスタードガスの被害者や、 トラウマになる様なショッキングな事件に遭った被害者が起こすヒステリー症状との類似性があるものだったそうです。
私もテストで赤点取った時は吐きたくなりましたヨ。
それにしても、化け物の分際で公式サイトとは生意気な・・・!
事件現場に押し寄せる人々▲
番組に出演したキャスリーン・メイ夫人▲
事件の話はすぐ町に広まり、数日後には全米メディアで報道され、地元のみならず国中が騒然となりつつありました。
と言いますのも、この年の7月19日から27日にわたって、首都ワシントンD.C.の上空で計68個もの謎の飛行物体が相次いで目撃され(ワシントンUFO事件)、 ナショナル空港に着陸する旅客機を追跡し、ついにはトルーマン大統領の迎撃命令を受けスクランブル発進したアメリカ空軍のロッキードF-94B戦闘機を取り囲んだりしたという 事件が起こったばかりだったのです。
田舎町のフラットウッズは一躍注目され、同地に数千人が見物に訪れたそうです。
事件から1週間後の9月19日には、ニューヨークのテレビショー「We The People」の番組内でUFO特集が組まれ、メイ夫人も出演しました。
この番組スタッフによって、例の有名なフラットウッズ・モンスターの想像図が作成されました。
あのスカートめくったら一体中どうなってんじゃろな?
意外に可愛らしい下着を・・・
エッチなのは良くないと思います〜!
左からトミー・ハイアー、フレディ・メイ、エジソン・メイ、ネイル・ナンリー ▲
実は事件発生当時、周辺住民の複数が謎の発行物体のUFOを目撃しているらしく、 それらの目撃証言によれば、4、5機が飛行していたものの、どうやら1機か2機が空中分解し、他のUFOは着陸、もしくは1機か2機が墜落したそうです。
つまり、何らかの原因で事故ってしまい、不時着したUFOに乗っていた地球外生物が、フラットウッズ・モンスターだったのではないかという事らしいです。
また、この事件に関して、ロサンゼルスの円盤調査団体シビリアン・ソーサー・インベスティゲーションのウィリアム・スミスとドナ・スミスが 独自に得た情報によると、9月12日の事件1週間前に、ウエストンに住むある婦人とその21歳の娘が同様の悪臭を放つ怪物に遭遇していたらしいのです。
彼女らがフラットウッズの南西約16kmの場所を車で走っていた際、急にエンジンが停止し、 近くの森から体長約3mの怪物が現れたそうです。
彼女らは恐怖に脅えましたが、怪物は特に何もせずに森の中に消え去ったそうです。
するとすぐに、赤く輝く球状の物体が木々の間から上昇し、空に飛び去っていくのが見えたらしく、 そして車のエンジンもかかるようになったそうです。
しかしその後、娘の方は精神的ショックから、3週間も病院に入院したそうなのです。
他にも、州兵のレモンの母親から、丘に物体が落ちたと思われる同時刻に家が激しく揺れ、 ラジオが45分位の時間に渡って音が途切れたという証言や、 事件翌日の9月13日朝6時半頃に、教育委員会の委員長が空飛ぶ円盤が飛び立つのを目撃したという証言を得たそうです。
ふむ、なるほどな。
遭難して周辺を彷徨い風呂にも入れずどんどん臭くなっていったという訳か・・・!
何気に機械とかを停止させる能力があるみたいですね。
事件現場である丘の現在の様子▲
モンスターが現れた場所の現在▲
何故か木が枯れてしまっている。
1976年に結成された超常現象調査団体サイコップ(CSICOP)のジョー・ニッケルは、 9月12日に複数の住民に目撃された発行物体は隕石であると結論付けています。
実はこの日の夜、メリーランド州、ペンシルベニア州、ウェストバージニア州の3州で隕石が目撃されており、 これがフィッシャー農場の丘へ墜落した赤く光る物体(UFO)と誤って報告されたとの事らしいです。
また、フラットウッズの町の南にはブラクストン・カウンティー空港があり、 事件現場の丘からは3つの航空障害灯を見える為、目撃者が見た赤く輝く光と、 怪物の顔の赤色はこれを見間違えたのではないかと考えられるそうです。
さらに、怪物自体は、目撃者が語った形状や動き方、耳にした音などが メンフクロウの姿と飛び方、驚いた時の鳴き声に非常に似ている事から、 木の枝にとまっていたメンフクロウが懐中電灯を向けられて驚き、 飛び立った瞬間を見間違えたものと結論付けられています。

容疑者のメンフクロウ▲
これは、メイ夫人が証言した「小さな爪の様な手が体の前から伸びていた」という部分からも、 メンフクロウが足で木の枝を掴む姿の見え方と一致し、枝の下にあった緑の葉が、 怪物の下半身である緑のスカート状のものに見えたものと推測出来るみたいです。
これらは普通見間違えないものかと思いますが、 得体の知れない光る物体を目の当たりにし、 極度の興奮や不安による緊張状態であった為に 見間違えてしまったという事だそうです。
いささか強引とも思えるこのニッケルの結論は、空軍などによる他の調査結果とも共通しているみたいですが、 地元メディアによる他の説として、隕石の落下現場に立ち上った煙を見間違えたというものや、 政府などのある機関が極秘に開発した飛行物体を見たのではないかとも言われているそうです。
私も近所のおばさんをトロールと見間違えちゃった事あります。
どいつもこいつも見間違えるにも程があるわい!
フランク・フェシーノとメイ夫人▲
1990年、ジャーナリストでイラストレーターのフランク・C・フェシーノJr.(公式サイトも彼による運営)が事件を改めて調査すべくフラットウッズを訪れ、 在命であった当時の目撃者らにインタビューを行ったところ、 それまで全く取り上げられていなかった事実として、 服についた油性のシミや事件現場で見つかった金属やプラスチックの様な加工物の存在が語られたそうなのです。
また、怪物の体長が従来伝えられていた10フィート(約3m)どころではなく、 12フィート(約3.6m)はあったらしく、地面から約45cm浮いて滑る様に移動した事や、 怪物の胴体は金属質だったらしい事も判明したそうです。

新たに公開されたメカニカルな想像図▲
従来のイメージを覆すものだ。
これを受けてフランクは、怪物は恐らく頭にヘルメットをかぶって宇宙服をつけていたと考えられ、 尖った腕に見えたのは、アンテナの様なものだった可能性があるとしているそうです。
実際それを裏付けるかの様に、2002年9月になって現地で3日間かけて開催された 「フラットウッズ・モンスター50周年記念フェスティバル」の際、 当時の目撃証言から改めて描かれた怪物の想像図は、もはや生物ではなくロボットの様なものだったのです。
どうやら、いつの間にか「We The People」の例のイラストが有名になり、 フラットウッズ・モンスターの姿として人々に定着してしまったみたいなのですが、 目撃者自身がしばらく時間が経って冷静になり、よくよく思い出してみた証言を忠実に再現したところ、 思っていた以上に実際の姿は機械的であったという事らしいです。
ダサッ!前のやつと全然違うやんけッ!
目からなんか謎のビーム出しちゃってるぞ!
レトロSFっぽい味わい深いデザインじゃないですか。
ゴミバケツみたいですけどね。
奇術師ジャスパー・マスケリン▲
一方、フラットウッズ・モンスターの正体は、米空軍による心理実験の産物だったのではないかという説があります。
1950年4月に軍の戦略立案と研究を目的とした シンクタンク、RAND研究所のジーン・M・ハンガーフォードによって書かれた『心理戦を目的とした迷信の搾取』なる 37ページの米空軍機密文書には、 第二次世界大戦中にイギリス軍情報局に協力し、カモフラージュ作戦などで アドルフ・ヒトラーの軍勢を欺く事に奔走したイギリスの奇術師ジャスパー・マスケリン(通称マジックギャング) の自伝書『Magic: Top Secret』が参考として引用されていたそうです。
その内容は、マスケリンが関与したという、 イタリアの山中で軍が進軍する際、先発する小集団の偵察隊が巨大なかかしとでも言うべき装置を用いたという記述だそうです。
その装置は高さ約12フィートで、自らの重さにより前方に進み、恐ろしい閃光と破裂音を発する事が可能だったそうです。
かかし装置は、夜明けの路上を体から電気の青い閃光を放ちながら、ドシンドシンという音を立ててのし歩き、 イタリアのシチリアのいくつかの村を恐怖に陥れたそうです。
そして、多くの住民が、侵攻してきたイギリス軍の先頭に悪魔が行進していると震え上がり、 さっさと隣の村へと逃げ出してしまったそうです。
正体は軍事兵器の一種か?▲
このかかし装置は、フラットウッズで目撃された怪物の背丈の12フィートと大きさが一致しますし、 恐ろしい閃光と破裂音を発するという部分も一応それっぽくはあると思います。
また、イギリス陸軍のこの心理作戦は、イタリアの小さく孤立した村を標的に実行されたそうで、 フラットウッズも2000年の終盤になってさえ、人口わずか350人未満という田舎町っぷりらしく、 作戦を実行するのに適したロケーションという事になります。
もっとも、マスケリンの功績は公式には認められておらず、彼の自伝の内容もゴーストライターによって書かれた架空のものとして 信頼性が疑問視されている様ですが、このフラットウッズ事件自体が米空軍による心理実験であった可能性を指摘するのは面白い説だと思います。
えーと、よく分かんないですけど、つまり米空軍による手の込んだヤラセだったかもしれないって事ですね。
せっかくの国民の血税も、意味不明な無駄遣いでイリュージョンの如く消失っちゅー訳じゃな。
特別大図解:これがフラットウッズ・モンスターの秘密だ▲
また、フランク・フェシーノによると、9月12日の事件翌日13日の夜にも、同じブラクストン郡でフラットウッズの南西20km程に位置するフレームタウンにおいて、 UFOとレプティリアンと呼ばれる爬虫類型宇宙人に遭遇したという事件が発生していたそうです。
当時、観光中の若いカップルであったジョージとエディスのスニトゥスキー夫妻が、生後18ヶ月の息子を乗せてオハイオ州からニューヨークへ向けて 車でハイウェイ79号線を走っていた際、急にエンジンが停止したらしく、やはり吐き気を催す程の硫黄の様な臭いが漂ってきたそうです。
ジョージが何とか車を動かそうとしていると、揺らめく眩い光を浴びたそうで、 何事かと確かめるべく、彼は車の外に出て光が発せられてくる道路脇の森の方へ行ってみたそうです。
しかし、途中で電気ショックの様なものを感じて膝を屈したそうで、車に引き返す事にしたのです。
よろめきながらジョージが車の方に戻ると、 車の窓から外を眺めて恐怖に陥っている妻エディスの姿が見て取れ、 どうもジョージの背後の方を見て脅えていたそうです。
ジョージが振り向くと、右前方10m程の位置に、体長8〜9フィート(3m弱)程の大きさの怪物がいたそうなんです。
こ、これがフラットウッズ・モンスターの中の人・・・!?
乙女の幻想を打ち砕く圧倒的キモさですね・・・!
もうスカートの部分しか原型が無いじゃねえかッ!
しかし、このモビルスーツなホバー移動っぽさ、なかなか侮れぬな・・・!
1952年9月13日にフレームタウンで目撃されたレプティリアン▲
その姿がフラットウッズで目撃された怪物の特徴と一致する部分がある。
怪物は上半身が人間の様な形であったものの、下半身が膨れていたそうで、 驚いたジョージはすぐに車に飛び乗って、妻と幼い息子をつかんで床の上で身を寄せ合い、 息を呑んで様子を見守っていたそうです。
すると怪物は触手の様なもので車のボンネットを調べると、やがて森の奥に消えたらしく、 その数分後、森の中から輝く物体が空へ飛んでいくのが目撃されたそうです。
このレプティリアンが果たして前日に丘で目撃された怪物と同一なのかは不明ですが、 一説には上半身の宇宙服を脱いだ状態のフラットウッズ・モンスターであったのではないかと考えられている様です。
無防備にそこら辺のおっさんみたいな感じで脱いでんなヨ。
体臭がキツくて、いい加減もう我慢できなかったのかもですね・・・。
初出:[2002.11.16]
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