|
|
|
|
|
そんなこんなで、日が落ちちまい、だんだん寒さも増してきました。 |
|
|
|
|
|
外よりはいくらかマシだが、テント内も寒い寒い。 また、野郎ばっかなのでむさいむさい。 |
|
|
|
|
|
とりあえず、お湯を沸かしてカップ食品で暖まる事に。
忘年会とは名ばかりの、ショボい晩餐だ。 |
|
|
|
|
|
いやー、今年もいろいろあったのォ。 ・・・・・何があったっけ? |
|
|
|
|
|
じゃ、思い出してみましょう。 以下、ダイジェストGIF! |
|
|
|
|
|
以上、酷過ぎる1年でした。 |
|
|
|
|
|
お次は、百物語をやる事になりました。 知らない人の為に説明しますが、百物語とは、締め切った部屋に複数の出席者が集まって車座になり、100本の蝋燭を灯して、順に怪談を語っていき、1話を語り終わるごとに1本の蝋燭を吹き消していくっつー、伝統的な怪談会のスタイルの1つです。
一般的には、100話の怪談を語り、100本目の蝋燭が消されると、恐ろしい怪現象が起こるとされています。 今回は、それを心霊スポットでやるという事で、怪現象が起こる可能性が極めて高いと考えられるのデス。 |
|
|
ただでさえクソ寒いのに、これ以上涼しくなってどーすんだ・・・。 |
|
|
|
|
|
100本の蝋燭に火を灯していきます。 クリスマスの時期という事もあってか、まさかのロマンチックなムードに。野郎ばっかなのに。
で、全ての蝋燭に火を灯しましたが・・・ |
|
|
|
|
|
炎上。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
数秒後――― |
|
|
|
|
|
会場惨劇。 |
|
|
あまりに突発的な出来事だったので、撮影出来ませんでしたが、大魔王が燃え上がったダンボールをテントの外に投げ出そうとするも、熱くて途中で手を離した為、シートの上に落っこちたダンボールに慌ててヨシオが水をぶっかけたところ、むしろテント内全体に及ぶ程に炎の勢いが増し、最終的には、力ずくで踏み消したら、こんなんなりました。 |
|
|
|
|
|
シートは溶けて穴が空いた。 |
|
|
|
|
|
図書館で借りてきた怪談『新耳袋』はグショ濡れに。 |
|
|
|
|
|
踏み消した時に飛び散った蝋が服に。 |
|
|
|
|
|
まさか、100話読む前にこんな恐ろしい怪現象が起こるとは・・・! |
|
|
|
|
|
|
|
|
夜も更けてきたので、そろそろ周辺の探索に逝く事に。 |
|
|
|
|
|
奇奇怪怪なエネルギー波を探知する、ゴースト・レーダーじゃよ! 巷で売ってるよーな玩具じゃなく、幽霊文化が進んどるイギリスからわざわざ輸入した価値ある一品じゃ! |
|
|
裏に「MADE IN CHINA」って書いてあるでござるが・・・。 |
|
|
・・・・・よっしゃ、逝くぞ!ヨシオ、これ使っていーぞ! |
|
|
|
|
|
果して、こんな奴等の前に霊は現れるのだろうか!? つーか、心スポ本編で現れずに、忘年会で出るなんて事があっていいのだろうか!? |
|
|
|
|
|
暗くなると、昼間とは明らかに雰囲気が違います。 何処となく、張り詰めた空気が漂っております。 |
|
|
|
|
|
水門のシルエットが我々を威圧するかの様に浮かび上がり、賑やかな街のネオンとは裏腹に、ここら辺は不気味なまでに静寂をキープしている。 |
|
|
|
|
|
完全に場違いな奴がコミカルな動きで先に進む。 |
|
|
|
|
|
奇奇怪怪なエネルギー波を発してるのは、アンタだろ。 |
|
|
|
|
|
テントを張った場所の反対側に来ました。 心なしか、こっちの方が嫌な雰囲気がします。 |
|
|
|
|
|
つーか超寒イ。 |
|
|
ヲイヲイ、霊なんかに構ってる場合じゃねーんじゃねーか。 へ、下手すっとこっちまで霊になるっちゅーの。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
辺りには何も無いです。 寒さに震えながら、しばしウロウロ探索するも、本当に何も無いです。 |
|
|
|
|
|
見所が無いんで、さしあたり適当にホイミを唱えてみた何枚か写真を撮影してみたところ・・・ |
|
|
|
|
|
なんと、ヨシオの姿が夜景に透けました! これはカメラの性能によるものなのか、果して!? |
|
|
|
|
|
し、し、死にましぇんよッ!!
何を、そんな真剣な顔して・・・! |
|
|
おっかねえ、おっかねえ! オラ、こんな所に泊まれねえ!もう帰るだす! |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
今度は水門の方へ向かいます。 前方がよく見えず、いつ何が出てきてもおかしくない感じなので、なかなかスリリング。 |
|
|
|
|
|
でも、何の異変もレーダーの反応もありません。 まあ、端から見たら、コイツ↑こそが異変なんでしょうが。 |
|
|
|
|
|
霊も寒いのは苦手なんでござろうか。 これといって、霊気は感じないでござるね。冷気は酷いでござるが。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
さては霊共め、西洋聖者の装いであるこのワシのオーラに恐れをなして、出てこられんのかもナ。 |
|
|
あまりにバカな奴がいると、霊も出るに出られないんでは・・・。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
水門からしばらく歩くと、荒川で水死された人達の霊を供養するお地蔵様がありました。 |
|
|
|
|
|
でも、レーダーに反応無し。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
てゆーか、首がもがれて、アンパンマンの如く新しいのに付け替えられてるんですが。 日本の将来は大丈夫なんだろうか。 |
|
|
|
|
|
すぐ対岸に街の奇麗なネオンが見えるのに、かたやコチラは闇に包まれた心霊スポット。何だか不思議な空間でした。 |
|
|
|
|
|
さすがに寒くてもう外ウロついてらんないので、テントに戻りました。 |
|
|
|
|
|
ここらでドッキリ企画。 いち早く寝やがったニシナギをお経で起こしてやります。 |
|
|
ほれ、修学旅行とかで、夜、皆盛り上がってるのに、1人だけさっさと寝る様な奴、いるじゃん。ワシ、そーいうの嫌いだから。 |
|
|
大魔王様はちっとも寝ずに、何時までも1人でくっちゃべって嫌がられる様な奴ですネ。 |
|
|
|
|
|
一体どんな反応を示すのか!?再生スタート! とくと般若心経を味わうがいい!それも心霊スポットで! |
|
|
観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時 照見五蘊皆空 度一切苦厄 舎利子 色不異空 空不異色 色即是空 空即是色 受想行識 亦復如是 舎利子 是諸法空相 不生不滅 不垢不浄 不増不減 是故空中無色 無受想行識 無眼耳鼻舌身意 無色聲香味觸法 無眼界 乃至無意識界 無無明 亦無無明盡 乃至無老死 亦無老死盡 無苦集滅道 無智亦無得 以無所得故・・・・・ |
|
|
|
|
|
あからさまに苦渋の表情。 |
|
|
|
|
|
最悪の目覚め。 |
|
|
|
|
|
ところが、本当の悪夢はそれからでした。 午前0時を過ぎると、テント内の室温はなんとマイナス3℃にまで達したのデス。 |
|
|
|
|
|
昨年の教訓で、今回はちゃんと毛布を用意するも、もはやそんなもん無効。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
寒いのもそのはず、冬至であったこの日、なんと20年振りの大寒波が到来してたそうだゼ。何が暖冬だ。 ざけんな、気象庁。 |
|
|
|
|
|
あまりに寒いんで、近所のファミレスに避難しました。 |
|
|
|
|
|
そして数時間後、僕等は待望の朝日を迎えた。 |
|
|
以下、強制オチ |
|
|
|
|
|
来 |
|
|
|
|
|
年 |
|
|
|
|
|
も |
|
|
|
|
|
夜 |
|
|
|
|
|
露 |
|
|
|
|
|
死 |
|
|
|
|
|
苦。 |
|
|
|
|
|
ムスカ:テントがァ~!テントがァ~! |