> 魔界冒険記 > 魔界地図 -WONDER WORLD- > Article

[2019.10.10]

王塚装飾古墳
〜神秘的で美しい古代のタイムカプセル〜


  • このエントリーをはてなブックマークに追加

福岡県桂川町には、「王塚古墳」という神秘的な装飾古墳がある。
装飾古墳とは、内部に線刻や彩色などの装飾がある古墳の総称。
4〜7世紀頃に数多く作られ、日本全国で約600基のうち、半数以上は九州地方に集中している。

その中でも特に美しい王塚古墳は、元々ただの土盛りと思われていたが、1934年の採土工事中に偶然、石室が発見された。
6世紀頃の大豪族“穂波の君”の墓とみられている(※1)。

古墳内部はほぼ全面に、赤・黄・緑・黒・白の5色でカラフルな壁画が描かれ、 特に三角文と呼ばれる独特の文様は、呪術的で不気味ながらも、包装紙の柄のようなオシャレさを感じさせる(※2)。
各文様のモチーフは騎馬や刀、盾、弓、まじないの図とも言われるが、全ての意味は今も解明されていないという。

古墳の麓には古墳っぽいドーム状の古墳館が建ち、リアルに再現された実物大の石室や、副葬品のレプリカが展示されている。
また、国の特別史跡に指定された本物の石室は、保存の為に通常は封鎖されているが、春秋の年2回の特別公開で内部を見学可能。

※1:古墳は前方後円墳で、採土工事で半分以上失われているが、復元すると全長約86m。
横穴式の石室は2室に分かれ、後室の奥壁の上部に特徴的な石棚、下部には遺体を収める石棺がある構造となっている。

※2:色数は装飾古墳で最多。また、三角文は魔除けの意味ではないかと考えられている。

■関連記事
嵐を呼ぶ九州暗黒観光ツアーズA〜古墳を守る異形の石像パラダイス〜

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ人は、多分こんな記事も読んでいます。

Back number

Maps

Archives

News Headline

ブログパーツ
ページのトップへ戻る
inserted by FC2 system