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千葉県船橋市ではまるで貴族御用達のような、“ベルサイ湯”の異名を持つ華麗なる銭湯「クアパレス」が営業している。
新京成線・習志野駅より徒歩7分、庶民的な住宅街のど真ん中に、宮殿の如き白亜の建物が場違い上等で建っているのだ。
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地元を中心に親しまれているらしく、訪れた時も目の前の駐車場は満車で、自転車やバイクも多数置かれていた。
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外観はギリシャ彫刻やステンドグラスがあり、カフェかミュージアムのような印象。
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一歩足を踏み入れると、シャンデリアがぶら下がる大理石っぽい壁の室内に、美しい絵画や壷、
LEDで輝く下駄箱の他・・・
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ライトを持った女神像、それを取り巻くピエロ、
黄金のツタンカーメン像などが並び、よく分からないもののゴージャスな雰囲気。
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受付・ロビーには、大型テレビと自販機の他、ソファーや暖炉などのアンティーク家具と、牛乳やビール、
シャンプー&リンスのガラス棚などがあり、現代日本と中世ヨーロッパが融合した空間となっている。
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他の客がいたので撮影は無理だったが(※1)、脱衣所や浴室も彫刻や調度品が豊富にあるなど煌びやかで、
風呂の上の壁に南国ビーチのペンキ絵と、映画が流れる大型テレビがあるのが特徴的(※2)。
※1:厳密には、かろうじて、脱衣所の片隅にあった猫のオブジェのみ撮影できた。
男湯と女湯では多少レイアウトが異なるようで、女湯側には一流女優が化粧に使うみたいなパウダールームもある模様。
※2:もちろん見た目だけでなく、
ジェットバスや打たせ湯、泡風呂など、15種類以上の風呂が揃う他、フィンランド製のストーンサウナや複数のマッサージ機があるなど、設備もスーパー銭湯なみに充実。これで低料金(大人430円)だから、常連客が多いというのも頷ける。
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戦後から営業が続く同地は元々、「富士見湯」という一般的な銭湯(※3)だったが、
古いイメージを払拭すべく、1990年にベルサイユ宮殿風のアミューズメント・スパとして完全リニューアル(※4)。
※3:その名の通り、かつてはここから富士山も見えたという。
※4:ロイヤルな感じになっても初心を忘れないという事なのか、
銭湯の必須アイテムである黄色いケロリン桶は今もちゃんとある。
また、意外にもタトゥーOKの為、訪れた時にも背中に紋々があるお兄さんが複数人いた。
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以来、西洋アンティークのコレクションを増加しながら、身分問わず人々の疲れを洗い流し続けているようだ。
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