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[2020.01.13]

黄金の巨大神像
~那須高原に輝く魅惑のパワースポット~



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栃木県那須町の森の中、様々な観光施設が並ぶ那須街道を少し外れた閑静な別荘地に、場違いな「黄金の巨大神像」が聳えている。


皇室の御用邸もあるロイヤルな土地とはいえ、あまりに眩く神々し過ぎるこの像は、 日本神話で天照大御神(あまてらすおおみかみ)が隠れた天岩戸(あまのいわと)を開けて、 彼女を連れ出したとされる怪力の側神・天手力男命(あまのたぢからおのみこと)の姿らしい。


同地は宗教団体「神命愛心会」の「神命大神宮那須別宮」(※1)という施設で、 1994年に神の偉大なる力を世に知らしめるべく、高さ約25mの神像が建立されたそうだ。

※1:一番の見所である「黄金の巨大神像」の方が通称化している模様。
ちなみに創作仮面館のすぐ近くにあり、英語表記だと「THE GIGANTIC GOLDEN GOD STATUE」。






神命愛心会は、 東京都大田区を本部とする神道系の新興宗教で、その施設である神命大神宮が国内各地にある。


広々とした境内は、複数の礼拝所からなる参拝順路となっており、巨大神像はクライマックスに当たる。










祭神の社や日本庭園の他、本格的な土俵も。
天手力男命が力持ちの神様という事で、年に一度の「天手力祭」では、神事である相撲大会が開催されるという。


大胆な造形が目を引く神像は、右手で天岩戸を開けるポーズをしており、突き出された左手からは一筋の御神水が流れ出ている。
この水を飲めば病気が治癒したり良縁に恵まれる他、所持金を洗うと金運が倍増するとの事(※3)。とても神ってる。

※3:ただし参拝料1000円という、価値観によってはそれなりに高い先行投資は必要となる。


背後の天岩戸はビルの7階建て位に相当し、内部にも入場可能。


薄暗い祭壇スペース(撮影禁止)を通りエレベーターで4階に上ると、 天井がゴージャスな感じの部屋(レインボールーム)と螺旋階段を経て・・・


美しい那須高原を見渡せる屋上展望台に辿り着く。


ここには天照大御神が祀られた社(岩屋)もあり、神殿の屋根のソーラーパネルを眼下に望みながら、太陽神に参拝出来たりする。


神の偉大なる力をちゃっかりフル活用による発電システムで、かけがえのない地球を守っているのである。




ゴッドブレスを感じられそうな、絶景の珍パワースポットなのだ。


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