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[2019.11.21]

天皇寺高照院
〜怪奇現象と大魔王縁の古刹〜


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香川県坂出市の「天皇寺高照院」は、様々な伝承や逸話が現代まで語り継がれる、四国八十八ヶ所霊場の第79番札所。
三輪鳥居が印象的な境内は案外こじんまりしているが、 “日本の大魔王”の異名で恐れられる崇徳天皇(※1)を祀っていた白峰宮(かつての崇徳天皇社)に隣接し、 “天皇さん”の愛称で親しまれてきたという、由緒ある別当寺である(※2)。

他方、サブカル的には、北海道の人気テレビ番組『水曜どうでしょう』の四国八十八ヶ所巡礼企画において、 深夜の参拝時、本堂前で撮影したはずの映像が一切録画されていなかった(※3)など、原因不明の怪奇現象が発生した寺としても知られている。

後に同番組スタッフにより、この時の出来事をモチーフにした怪奇ドラマ『四国R-14』(※4)が全4回で制作されたが、2000年の放送当時、 “意外にちゃんと恐くて見れない”とチャンネルを変える道民が続出し、毎週視聴率が下がるという恐ろしい事態が発生した。

そんな感じで、色々曰くあり気な同地だが、地元ではむしろ“四国全体の守護神”として崇拝されているという。
実際、怪奇現象に見舞われた番組関係者らは、その後も元気に活躍を続けているし、 所謂心霊スポットというよりは、あくまで霊験あらたかな聖地と認識すべきなのであろう。

※1:崇徳(すとく)天皇は、菅原道真、平将門と並ぶ“日本三大怨霊”の1人とされる。
1156年、平安末期の保元の乱で後白河天皇に敗れ、讃岐国(現・香川)に流刑となった後、 自分の舌を噛み切ったその血で「我は日本国の大魔王となり、永久に皇室を呪詛するであろう」と写本に書くと、 爪も髪も切らず天狗のような恐ろしい姿となって、1164年に憤死(遺体は天皇寺に安置された)。 そして怨霊となり、朝廷に数々の災いをもたらしたと伝えられている。

※2:正式名「金華山 高照院 天皇寺」。
名前に天皇と残っているが、崇徳天皇の御霊は既に京都の白峯神宮に移されている。
寺は行基が創建した後、空海がこの地に霊泉を見出し、仏堂を建て再興したという来歴を持つ。

※3:番組ディレクターが後に明かした話によると、実は映像は録画されていたが、 出演タレント・大泉洋の足元から毛糸がほつれるかのように画面が黒く消える、という不気味なものだった為、 「これは絶対誰にも見せてはいけない」と直感し、とっさに削除したらしい。

※4:タイトルは怪奇現象を撮影した14本目のビデオテープ(Roll=ロール14)にちなむ。
なお、この作品の制作中にも、機材が勝手に停止するなどの怪奇現象が発生したという。




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