どうも、最近よくいる地震とか災害の警告を連発してくる自称・超能力者さんには、その予言の自信度が何%位か一緒に発表してくれたら嬉しいなって思ってるオカルタン星人の風谷葵です。 ここでは、日々いろんな所からよせ集めたオカルティックなニュースを、 私独自の素晴らしい見解を交えつつお伝えしちゃいますよ~。
トルコの考古学者が、イエス・キリストが磔刑に処された際に使用されたものと思しき 聖十字架の一部を発見したとして、注目を集めている様です。 本当だとすれば、歴史的に大変貴重なこのアーティファクトが見つかったのは、 1350年前に建てられたトルコのバラトラー教会という場所らしく、 発掘チームのリーダーである ミマール・シナン大学の考古学者グルガン・キョロールさんによって今週、 「我々はこれまで発掘された中で最も重要なものを発見した」という旨の発表が行われたそうなんです。 発見されたものは、十字架模様が刻まれた石箱の形状をしているらしく、 そこにキリストが架けられた十字架の一部と考えられる聖遺物の断片が含まれている疑いがあるという事で、 関係者から注目を集め、今後研究室で分析が行われるそうです。 キョロールさんによれば、 西暦660年のビザンチン時代に建てられた 同教会(当初はローマ時代の浴場跡と考えられていた)の発掘作業は2009年から取り組まれていたみたいです。 聖十字架とセントヘレナ▲ このイエスの十字架に関連付けられる聖遺物の断片は、 古代と中世の時代に広範囲に人手に渡っているそうで、 各地の教会に祀られて信仰の対象となっているみたいです。どうやら、 イエスが処刑されたのは30年頃の出来事とされているそうなんですが、 エルサレムは2度のユダヤ戦争で破壊され再開発が行われている為、 ゴルゴダの丘のあった位置が不明となってしまったみたいなんです。 しかし、皇帝コンスタンティヌス1世の母、フラウィア・ユリア・ヘレナ(セントヘレナ)は、 326年にエルサレムを訪れ、当時ヴィーナス神殿となっていた地をゴルゴダと特定し、 ここを取り壊して建てられたのが現在の聖墳墓教会だそうです。 この地では、十字架3つと聖釘などの聖遺物発見されたそうで、 これらの十字架に触れた女性の病が癒された為、キリストが磔にされた聖十字架と分かったそうです。 そしてヘレナは、聖十字架の一部をエルサレムに残し、他の一部と聖釘をコンスタンティノープル(現在のイスタンブール)に持ち帰ったそうです。 しかしその後、エルサレムの聖墳墓教会に置かれていた聖十字架は614年にサーサーン朝ペルシアに奪われた為、 東ローマ帝国は628年に取り戻し、コンスタンティノープルに持ち帰った後、エルサレムに戻され、 1009年頃からキリスト教信者達の手で隠されたそうです。 ウィーンの王宮宝物館にある聖十字架とされるもの▲ ところが、 1099年になると第1回十字軍によって、 聖十字架の木片が埋め込まれた黄金の十字架が発見されたそうで、 しばらくの間、お守り代わりに戦場に持ち込まれたそうですが、 1187年のハッティンの戦いで失われてしまったらしいです。 とは言え、先述のとおり、聖十字架のものとされる断片はあちこちに置かれており、 16世紀のプロテスタントの神学者ジョン・カルビンは、「本物の十字架とされる木材の破片を1つの場所で組み立てた場合、 大きな船1積分の積荷量になるだろう」というジョークを残しているそうです。 つまり、それだけ紛い物が多いって事みたいですね。 なお、噂ではこの聖十字架、 今年2013年が20年に一度の式年遷宮があると話題になっている、 日本の伊勢神宮の地下に本物が隠されているのではないか?という なかなか尖った説もあるそうですが、これはまた長くなりそうなので別の機会という事で。 ・・・もし今回見つかったものが本物だったとしたら、 思わず「オーマイゴッド!」と叫んでしまうくらい 相当レアな神様グッズですよね。 世界中にファンがいる事だし、ヤフオクにでも出品したらトンデモないお値段がついちゃうかもしれません。 うちの近所にも落ちてたりしないかなあ・・・。(罰当たり)
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