どうも、お久しぶりです、1人オカルト女子部の風谷葵です。 海外ソースの翻訳にやたら手間がかかる「超トンデモ通信」、5年の沈黙を破り、装い新たにまさかの復活です。 思わせぶりに足された「Z」に特に深い意味が無い事はさておき、 ここでは、日々いろんな所からよせ集めたオカルティックなニュースを、 私独自の素晴らしい見解を交えつつお伝えしちゃいますよ~。
この程、今から110年前に、アメリカのアイオワ州の小さな町ヴァン・メーターに現れたという、 未知のモンスターに関する未解決事件を調査した本『The Van Meter Visitor』が発売されたそうです。 そのモンスターの名は町の名前から、本のタイトル通り「ヴァンメーター・ビジター」と呼ばれ、 閉鎖された古い炭鉱から出現し、夜な夜な飛び回っては町の人々を脅かしたらしいです。 モンスターの伝説は1903年の秋まで遡り、当時、町の実力者が何人も目撃した事から信憑性は高いとされ、 それらの目撃報告によれば、モンスターは半分人間で半分コウモリの様な姿をしており、大きな翼を羽ばたかせ、 角のある頭部で目を光らせて、強力な悪臭を放ちながら、 それまで誰も見た事の無いくらいの速さで飛び回ったとの事です。 しかも、住人がモンスターに向かって銃で発砲しても、何らビクともしなかったそうなんです。 最初に目撃された夜には、建物の上を飛んでいるところを目撃され、 翌日の夜には、地元の医者と銀行員によってモンスターのものと思しき 3つ指の足跡が発見されたそうです。 3日目の夜には、ある住民らが電柱の上に佇むモンスターに遭遇し、 カンガルーの様に跳ねるのを目撃したそうです。 町の古い文献にもモンスターの存在は記されている▲一部、ジャージー・デビルとの類似性が指摘されている。 住民らが果敢にも飛び去るモンスターを追跡したところ、 町の古いレンガ工場近くの廃坑に逃げ込んだらしいです。 この廃坑は、どうやらその頃内部から妙な音が聞こえる事があったらしく、 同年10月3日の『the Des Moines Daily News』の記事にも「それはあたかも、 サタンと小悪魔の連隊が、戦いの為に来るかのようなノイズだった」との 記述があるみたいです。 モンスターの巣はここだと睨んだ住人が更に追跡すると、廃坑の奥から例のモンスターと、 同じ姿形をした小型(子供?)のモンスターが一緒に目を眩く光らせながら出現したそうなんです。 しかし、武器を持った住民らによるスペイン艦隊を沈められるくらいの猛攻撃を受けた為(ただし、殆どダメージは与えられなかった) さすがに怯んだのかモンスター達は再び坑道の奥に引き返していき、 二度と姿を現す事はなかったそうです。 結局モンスターの正体が何だったのかは現在に至るまで不明であるものの、 この伝説は地元で未だに語り継がれているそうで、 先日『The Van Meter Visitor』という著書を出版したオカルト作家のチャド・ルイスさん(及びその他の共同執筆者数名)は、 事件に関する当時の記録を漁ったり、現地のヴァン・メーターの町に実際に訪れ、 聞き込み調査を行った結果、 モンスターに関する一連の騒動は悪戯であったという証拠は無いものの、 物語の一部は近年になってから装飾された可能性があると考えているそうです。 また、1903年の秋の夜に何が起こったのか今となっては真相は不明であるものの、 答えを求め続ける事が重要として、「当時は何でも可能な時代だった。科学は勢いづいてきており、ちょうどマウンテンゴリラも発見された。 それで、ジャングルの獣は実在したとされ、人々も何が起きてもその事実を受け入れていた」と語っているそうです。 目撃証言を参考にして描かれたモンスターの想像図▲ ・・・いかにも深夜に放映しそうなB級映画っぽい内容がグッときますけど、 さすがのサトシも「ゲットだぜ!」って言うのためらいそうなくらい、エグいデザインのモンスターですね、これは。 尖り具合と胸の紋章みたいのに中2的なセンスは感じますけど。 こんなの目撃しちゃった日には、ふと夜中にアイスが食べたくなっても怖くてコンビニにも行けないですよね。 さて、そろそろお気づきかもしれませんが、久しぶりに復活しても以前と変わらず、 ユルユルなテイストでお送りしますので宜しくお願いしまする~。
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