やっほー、この星に巣くう人類という名の寄生虫共ー。天才美人魔女のエレアよ。ここではね、日々起こる世界中の「マジカヨ!?」って感じのニュースを、あたしがわざわざ教えてあげちゃうわよ。見逃したらただじゃおかないからね☆
マレーシアのマラッカ州アローガジャ地区に住むシティ・スハナ・サードンさん(23)っていう女性が、足のつま先から色のついた石を生み出してるらしく、話題になってるみたいよ。なんでも、この国のテレビ局である「TV3」が彼女の足の爪の下からガラス状の石が出てくる様子を放映したところ、彼女は一気に注目の的となったそうよ。ゴム農園で働く母親のカマリア・コメンさん(52)によれば、シティさんの爪の間は石を出す時に広がるそうで、出した後は自然に閉じるらしいわ。また、既に何人かは調査の為にシティさんの出した石を買い取る事を申し出ているらしく、専門家はシティさんのこの奇妙な体質に興味を示しており、マレーシア国民大学薬学部の医師は、「石は宝石の様に見えます」と語っているそうよ。・・・確かにキレイな感じだけど、マジで宝石なのかしら?だとしたら、めっちゃいいわね。あたしだってそんな錬金術出来ないわよ。せいぜい出来るのは水虫か血豆くらいね。
8歳の時に行方不明になった女性が、19年ぶりにカンボジアのジャングルで発見されたってゆーニュースが既にあちこちで報じられてるけど、今回はその後の情報を加えてお知らせするわよ。今月13日に発見されたロチョム・プニンさん(27)は、1989年にカンボジア北東部ラタナキリ州のオヤダオ地区に広がる密林地帯で、家畜の水牛の群れを世話をしていた際に行方不明になり、現場がワニが多く棲む湿地帯だった為、てっきり誰もが食べられたものだと思い込んでいたそうなんだけど、最近になって、近所の少数民族であるプノン族の村人が田んぼの米が無くなり、ジャングルで働いている伐採業者の人は、木の根元に置いていた弁当の中身が無くなっている事に気づき、監視を続けたところ、髪を足まで垂らした全身泥だらけの生き物が現れたそうで、もしかしたら人間なんじゃないかって事で、そうして捕獲されたのが彼女だったって訳らしいわね。全裸であった彼女は男達に取り押さえられた際、黒っぽい歯をむき出して、金切り声の様な叫びをあげて威嚇したらしく、この話はずっと娘がまだ生きていると信じていた、当時プノン族の村の駐在所勤務であった父親の警察官クソル・ルーさん(45)にも伝わり、すぐ確かめに行ったところ、腕に残っていた傷跡で娘だと確信したそうよ。で、ようやくベトナム中央高地の自宅に連れ戻されたそうなんだけど、大半の時間をジャングルで過ごしてきた彼女は、普通の人間としての生活には馴染めない様で、昼に眠り、夜は起きているらしく、目を覚ましている時は、ただ座ってキョロキョロ周囲を見回し、やたらに泣き、隙があれば逃げ出してジャングルに帰ろうとするみたい。また、服を着せてもすぐに破り、ろくに言葉も話せず、「パパ」、「ママ」、「お腹減った」という3つの手振りしか出来ないみたいで、空腹や喉が渇いた時は口を指差すらしく、食事に箸を使わせようとしても拒否し、シャワーも浴びたがらず、歩くより四つん這いで進む方が早い有様らしいわ。でも、保護されてから4日経って、ようやく順応の兆しが現れだしたみたい。また、もしかしたらこの女性は実はそもそもロチョムさんで無い可能性も考えられる為、今後DNA鑑定が行われる予定らしく、プノン族は、彼女はまだジャングルの悪霊に取り憑かれていると信じており、お払いを僧侶に依頼した上で、24時間の監視を行っているんだって。・・・親は無くとも子は育つってゆーけど、マジだった様ね。19年間もジャングルでどんな生活してたのかしらね。てゆーかよく今まで生きてたわ。親代わりのゴリラとかがいたのかしらね。そりゃずっと獣人やってたんだから、急に文明社会で暮らすのは大変よね。あ、でも、文明社会でも引き篭もって同じ様な境遇の人が(以下略)
イギリスの魔女法で最後に有罪とされた霊媒師ヘレン・ダンカンさんに対する、特赦のオンライン嘆願書のキャンペーンが、支持者らによって進められているそうよ。ヘレンは、パースシアのカレンダーに生まれ、ドイツとの戦いがピークを迎えていた第2次世界大戦中の1944年1月に、ポーツマスでの降霊会で、魔女法第4条によって2人の海軍士官に捕らえられたそうなの。なんでも彼女は、降霊術で英国の軍艦バラムとHMSの水夫の霊が現れたと告げ、一般市民が知らされる前の1943年に、軍艦が沈んで乗員1000名が死亡した事を言い当てたそうなのよ。この悲劇に関する情報は、国家保安と民衆の士気を保つ為にしばらく隠されていたそうなんだけど、その軍の最高機密をヘレンが早々に言い当てちゃったもんだから、彼女は黒魔術を使った英国の脅威として、反逆罪で糾弾されちゃったらしいわ。で、ヘレンが北ロンドンのホロウェー女性刑務所に9ヶ月間に渡って投獄されたらしいんだけど、その間には、当時の英首相ウィンストン・チャーチルが訪ねてきたらしく、その際彼は、「バカげている」として彼女の有罪宣告を非難したそうよ。実際チャーチルは1951年に再選した時、約200年続けられた魔女法を廃止したらしいわ。その後へレンは、1956年にノッティンガムで降霊会をしていたところ、再び警察に霊媒虚偽行為取締法違反の容疑で踏み込まれ、その3ヶ月後に亡くなったそうよ。で、現在、没後50年になるヘレンの孫のメアリー・マーティンさんを中心として、16世紀から17世紀に渡って同地域で魔女法によって同じ様な不名誉を被った81人の男女に特赦を与える嘆願書が、支持者らによって集められているそうよ。マーティンさんは、祖母のヘレンは“贈り物”を授かった純粋な降霊術師だったと主張しており、自己弁護の機会を与えられなかった彼女の名前が取り除かれるのを望んでいるみたい。・・・ったく、魔女法だなんてとち狂ったもん作ったもんよね、昔のゴミ人類は。普通の人より能力が優れてるからって、そんな有り得ない程に妬まなくたってねえ。まあ、もっとも、あたしが魔女法のあった当時にいたとしたら、ムカつく奴は血祭りにあげちゃうから完全に国家の脅威になってたかもしんないけど。
昨年6月に老朽化した発電機から火災に見舞われ、あえなく壊滅しかけた英国の沖合に位置する自称世界最小国家「シーランド公国」が売りに出されているそうよ。どうやら、スペインの代理店を通じて6500万ポンド(約148億円)で売り出したらしく、売りに出した理由について、ロイ1世の息子で王子のマイケルさん(54)は、「この島を40年も所有し、父親も85歳になった。そろそろ活力の様なものを与える時だろう」と話しているそうよ。シーランド公国には、これまで危機は何度もあったらしく、独立宣言後に、英政府は直ちに海軍を派遣したそうなんだけど、公国側に警告射撃されまくって撃退されたそうよ。その後は、英国での裁判で「英国法の管轄外」と下され、英政府は静観する事になったらしいわ。また、1978年にはオランダとドイツのビジネスマンのグループが無理矢理シーランド公国を占領しようとし、マイケルさんを人質にする事件も発生したそうなんだけど、何とか奪還する事に成功し、犯人を捕虜にしたりしたそうよ。マイケルさんは、「近所はとても静かです。視界を遮るものもなく、眺める海は絶景。プライバシーも完全に保証されています」と自国をPRしており、租税回避地である事から投資家が関心を寄せるのに期待しているみたいよ。・・・火災になった時は笑っちゃったどうなる事かと思ったけど、まあ一応再建は出来てたみたいね。ここらで一国一条の主ってやつになりたいと思ってた人には滅多に無いチャンスよ。まあ、入国するのにヘリか船が必要な上、海賊に襲われたら自力で何とかするっきゃないけどネ。セットでミサイル死ぬ程たくさんつけてあげりゃいいわ。
ルーマニアのトランシルバニアにあるブラン城って言ったら、吸血鬼ドラキュラ伯爵の城として有名で、今や多くの人々が訪れる観光地だけど、何でもこの度、ここが売りに出されるみたいよ。まあ、知ってる人も多いと思うけど、この城は、1897年にアイルランド人作家ブラム・ストーカーさんが書いた小説でドラキュラ伯爵のモデルとなった、15世紀のヴラド・ツェペシュっていうワラキア公が住んでいたそうで、この人は、当時のルーマニアであるワラキアに侵攻していたオスマン帝国の兵士はもとより、自国民も数多く串刺しにして処刑した事で知られる残酷なおっさんだったそうなのよ。(ツェペシュとは「串刺し」の意)もっとも、串刺し刑自体は当時のキリスト教国やイスラム教国では別に珍しいものではなく、普通は重罪を犯した者だけに行うところを、このおっちゃんは反逆者は容赦無く誰であろうと串刺しにしてた辺りがハードなS野郎な感じでおっかないんだけど、むしろ現代ではルーマニア独立の為に貢献した英雄として再評価されてるみたい。まあ、それはともかくとして、ツェペシュの祖父にあたるミルチャ公ヴラド1世が14世紀に居城として構えたこのブラン城は、ツェペシュ自身は一時期留まったに過ぎず、その後しばらくはルーマニア王室の子孫ハプスブルク家ってのが住んでいたそうなんだけど、第2次世界大戦後の1956年に、共産党政権によって没収されて追い出されちゃったそうなのよ。で、長い間国と法廷で闘争を繰り広げた末、昨年の春頃にようやく3年間は博物館のままにしておくという条件付きで、正当な所有者であるハプスブルク家の子孫のニューヨーク在住の建築家、ドミニク・フォン・ハプスブルクさん(68)に返還されたらしいんだけど、結局4000万ポンド(約93億円)で売り出す事にしたみたいで、地方自治体も喜んで買いたがってるそうよ。・・・まあそもそも、57室ある城ん中はすっごく寒いらしく、小型のヒーターがついてる事はついてるそうなんだけど、防寒着が無いとやってられないらしいから、住むには適さないだろうしね。とっとと売っぱらって懐暖かくした方がおいしいってもんよね。セットでニンニク死ぬ程たくさんつけてあげりゃいいわ。
新年早々いきなりドス黒くてアレだけど、この何か絶叫してるみたいでおっかないミイラは、ペルー北部のアマゾン地帯で発見されたチャチャポヤス文明の民族の女性のものとされているらしく、農作業をしている現地の人が偶然発見した地下25mにある墓地の中で眠っていたそうよ。全部で11体発見されたこれらのミイラは、少なくとも600年以上前のものらしく、「チャチャポヤス」ってのは彼らを滅ぼしたインカ帝国側の呼び名で「雲上の人々」を意味するそうで、その名の通り、高い森林地帯に住んでいたらしいわ。この文明は、約1300年前に栄えたとされ、高度2800mの山岳に、エジプトのピラミッドの3倍以上の量の巨大な石造りの城塞を築いたらしく、現在ペルーの調査隊が発掘を行っているその古代の中心都市は、約100平方kmに及び、5つの砦と彫刻が施された高さ10mの石壁で囲まれ、内部には水路が巡らされているそうで、近隣の村の名を取って「グラン・サポソア」と名付けられたそうよ。人口は約1万人と推定され、彼らは背が高くて肌が白いので、学者達の間では、何らかの理由でヨーロッパから白色人種が渡ってきたのかもしれないとも考えられてるみたい。でも、彼らについては、西暦800年~1500年頃に繁栄したって事以外はあんまり分かってないらしく、1512年にスペインの征服者がインカ帝国を侵略した際に、チャチャポヤスに関する記録は全て失われてしまったそうなのよね。まあ、学者の中では、マチュピチュよりもこっちの文明の建造物の方が高く評価されてたりするそうで、発見されたミイラはペルーの首都リマにある博物館で展示されるらしいわ。・・・ちなみにね、やっぱりミイラの発掘に関わった何人かがその後すぐに怪我したり交通事故で死んじゃってたり、何かと不幸な目に見舞われてるらしく、深い眠りから引っ張り起こしたんで、呪いが降りかかったんじゃないかって一部では噂されてるみたいよ。まあ、見るからにやたらと呪ってきそうな感じだから、当然っちゃあ当然の事態よね。間違っても誘惑に負けて指を鼻の中に突っ込ませたりしちゃダメよ。